今までは会社勤めであったため、なにもいわずに異動や転職とともに名刺が作られていました。
しかし独立してからはすべて自分で行う必要があります。
HP、営業、郵送などなどありますが、なにはともあれ大事なのは名刺です。名刺は名前を売る武器のひとつなのでこだわりたいもの。そんなこだわった部分とその方法について書きます。
名刺はなんのために作るのか
日本では名刺があるのが当たり前。まず初めましてとともに名刺交換をします。
名刺交換にもマナーがあって目下のひとから目上のひとに名刺を先に渡す、名刺を渡すのが同時だったら目上のひとが受け取るまで目下のひとは受け取らないなど新入社員時に教育を受けました。(営業の場合、いかにお客様より早く渡すかにこだわっていました。それほどこだわらないひともいますがこだわるひともいるのでこだわって損はないです。)
そんなマナーもあって当たり前のように交換をしている名刺、そもそも名刺はなんのために作るのでしょうか。
名を刺すとかきます。誰に刺すのでしょう。それは名刺を渡すひとに刺すのです。
あなたの名前を相手に刺してあなたのことを知ってもらう、おぼえてもらうために名刺を作ります。
ということはおぼえてもらうことが大切。とくに名刺交換をいちどに多くやった場合、誰が誰なんだかあとで思い出せないことがあります。多人数対多人数での初回打ち合わせ、異業種交流会などでは思い出せないということがあるあるです。
それを防ぐためにあなたの特徴であったり、仕事で得意なこと、プロフィール、顔写真などあなたに関わることをできる限り名刺に凝縮しましょう。名刺は表だけではなく裏も使えるので裏もかならず使うように。(ただ最近折りたたみの名刺などがありますがもらっても名刺入れにいれにくく保管もしにくいですよね。情報量はいろいろといれられますが相手のことを考えるとちょっとどうかな、、、と思うこともあります。)
名刺は複数作ることも考える
名刺はあなたのことを相手の心に刺して売り込むためのもの。
であれば名刺はひとつではなく狙いたい相手に合わせて複数作ることも考えてみましょう。
実際、僕が以前勤めていた会社では税務部門、飲食業部門、理美容部門、資産税部門などさまざまな部門がありその部門ごとに名刺を使い分けていました。(3部門くらい所属していたので名刺も3種類持っていました。渡し間違えがないよう色を分けておくと自分でもわかりやすくて効果的!)
名刺をそれぞれの部門に特化したことを書くとそれを渡す相手により効果的に刺さります。「○○に強い」、「○○では地域No.1」、「○○の開業ではお任せください」などキャッチーなことばで相手の心にぐさっと刺しましょう。
名刺の作り方
では具体的に印象的な名刺にするためにはどのような項目を作った方が良いでしょうか。
特徴やプロフィール、実績などアピールすることはいれつつも下記の項目を考えていきましょう。
ロゴ
その会社、事務所の名前、代表者の想いなどを言葉ではなくマークで表すロゴです。このロゴは名刺だけではなく、HP、プレゼン資料、お客様お渡し資料などにつけてひとつひとつに想いを込めましょう。ロゴがあると資料に統一感がでます。
ロゴは自分自身で作れるひとは作ってもいいですが、つうじょうはデザイナーなどの外注さんにお願いします。
僕も自分自身では作れないので(美術は学校では5段階中2でした。。。)、外注さんに委託しました。そのさいに使ったサイトが、こちらの「クラウドワークス」です。ここは個人の外注さんと中心として登録しているサイトで、外注さんとデザインなどの案件をお願いしたいクライアントを繋ぐサイトとなります。
やり方は簡単。こういうものを作って欲しい(たとえば「ロゴデザイン」)という仕事の内容を登録します。同時に外注さんにお支払いする費用もそこで決めます。そしてその費用で案件を募集し、いろいろなひとがその案件に対して案を出してきます(デザイン案)。そしてその中であなたが好きな、気に入った案を選択し、報酬をお支払いしてその案の権利を買い取るのです。
費用も自分で決めますが、他のひとが同じ仕事でどのように案件を登録しているのか、費用はどう設定しているのかを見ることができるのでそれを参考にしましょう。
僕は2万円の費用設定をして41件のデザイン案がきて目移りするくらいいろいろな良い案がきました。(好きな案だけど若干こういうふうに変えて欲しいという修正の要望も案を出してくれた外注さんに個別になんども依頼をかけられるので安心です。レスポンスもすごく早いのでとても助かりました。)
このクラウドワークスというのはクラウドソーシング(不特定多数のひとに案件を発注すること)のひとつであり、他に有名なサイトとしては「ランサーズ」があります。僕がクラウドワークスを使った理由はシステムが使いやすそうだったからです。じっさいにとても使いやすかったです。外注さんの登録者数自体はランサーズの方が多いとのことですが、クラウドワークスでも十分案件の募集に対しての反応があります。(次回はランサーズを使って比較はしてみたいです。)
写真
これもあなたのことを覚えてくれるひとつの強力な武器になります。とくに営業マンは写真は必須ではないでしょうか。
やはり人間、顔を思い出せる、顔をみているということは単純な接触回数の多さで好意が増すこともあり効果的です。
写真といっても駅の証明写真やデジカメで自分や家族が撮ってくれたものよりプロにお願いしましょう。
僕が今回利用したプロの方は「Spool+Photography」さんです。この方はビジネスポートレート(肖像=ビジネス写真)専門の方で数多くのビジネスマンの写真を撮っています。仕事の写真を撮ってもらうならちゃんとしたところ、かつそれ専門の方に撮ってもらいたい!と考えネットで検索して見つけました。
このプロの方はブログも含めてHPが充実している点も気に入り、この方に決めました。
費用についてはほかの写真家の方に比べると高めかもしれませんが、ビジネス用の写真はとても重要だと考えているので迷いはしませんでした。
結果、とても良い写真が出来上がってとても満足しています。(その写真は名刺やHPに公開されていますので見てみてください。さすがプロです!)
QRコード
さいきんは色々な媒体にQRコードがあります。
QRコードというのは
こういうのです。
昔ながらの縦だけのバーコードに比べ縦と横の2次元になるため情報量をこの小さいなマークにとても多くいれられることができるのです。
QRコードのなかにはひとつのQRコードで5つのURLを登録できるQRコードを作れるサイトもあります。「こちらです」
このサイトでQRコードを作ればいちいちURLを直接入力しなくても、また検索をしなくてもQRコードを読み込ませるだけで複数のサイトに簡単に誘導できるのでとても便利です。
僕の名刺にも今回このQRコードをつけ事務所のHPとブログの2つに簡単にアクセスできるようにととのえることができました。僕はQRコードがあれば直接URLを入力することやわざわざ検索することも少ないので需要は少なからずあると考えています。QRコードはそこまでばしょを取らないので複数のサイトをもっているひとは導入してみることをオススメします。
デザイン
ロゴ、写真、QRコードとそれぞれの名刺に必要なパーツが出来上がってきました。
それをひとつの名刺に配置などを含めて考えるのが名刺デザインです。これもロゴをお願いしたサイトであるクラウドワークスにお願いしました。
名刺デザインの費用は5,000円で17件のデザインが集まりました。これも素晴らしい作品ばかりで決めるのに一苦労。。。嬉しい悲鳴です。
デザインは赤と黒を基調にしたものを選びました。ロゴの色が赤と黒を基調としたものなのでそれに合わせた形です。
印刷
さていよいよ印刷です。
ここでデザインをクラウドワークスで依頼した利点がありました。というのも印刷会社ではデザインを入稿するさいに指定があるところもあり、その指定のデータでデザインデータを作ってもらうようにクラウドワークスでお願いできたからです。
クラウドワークスで作って印刷会社へ入稿という手順だと印刷会社に入稿できるデータ種類ではないかもしれません。
なのでできれば印刷会社をデザイン募集と同時に探し、その印刷会社に入稿できるデータを最終的にクラウドワークスで依頼した外注さんに作ってもらいましょう。僕はとても親切な外注さんにお願いできたのであとからそれに気づきましたがすぐに対応していただけてラッキーでした。
ちなみに僕が使った印刷会社は「YM CARD」、「ビスタプリント」の2つです。
それぞれ最低枚数の100枚ずつで注文しました。そしてどちらか良いものを足りなくなったら再発注をかけていこうと考えています。
どちらもサンプルの紙を送ってもらえるのでどのような紙質になるかがわかりとてもよかったです。名刺を作るのに初めて利用する会社であればサンプルがあればサンプルは絶対に取り寄せましょう。手触り、紙質の印象は重要です。
2つ使った感想としては、名刺につけている写真の出来上がり方は「YM CARD」の方が写りがよく見えました。紙質のせいなのかわかりませんが、今後は「YM CARD」を使っていこうかなと考えています。(ビスタプリントはエンボス加工という文字が浮き出るような加工をしました。その加工をするのに紙質をその加工ができるものに合わせなければいかず、その紙質は写真には合わないので写真の写りが劣っていたかもしれません。)
【今日の気づき】
まだまだ事務所のていさいが整っておらず仕事をするスペースがあまりありません。。。無理やりデュアルディスプレイにしましたが、やっぱりデュアルディスプレイはいいですね。
28インチのディスプレイなのでとても大きいです笑
でもやっぱりディスプレイは大きい方がみやすい。ひとつの画面でふたつのファイルを映しても十分見ることができますしね。 仕事場のディスプレイはできる限り大きなディスプレイがオススメです。