資金繰り

資金繰りに困ったら確認してほしい、効果的な始めの一歩

 

 

困る

困った顔

いつも必死で営業して売上を伸ばしているのに、あれ?お金が溜まっていない?ってことありませんか?

預金通帳を見ると入金があるのに、出金の方が多く、焦る日々。

経理担当から「社長、、、またお金が足りなくなりそうです。銀行からお金を借りてください」と毎月のように言われていませんか?

 

 

忙しい経営者でもここで紹介することを確認してみると、お金が溜まっていくようになります。

それも意外に考えてもみなかったことかもしれません。

下記のことをすぐに確認してみましょう!

 

毎月の損益には影響しないけれど、お金が一番出ていくものを知っている?

そもそも売上も利益も順調なのに、、、って思っている方で、お金が足りない方の多くは損益計算書(P/L)しか
興味がない方が多いです。

損益計算書は大切ですけれども、貸借対照表(B/S)って毎月見ていますか?
資金繰りでとても大切なのは貸借対照表なんです。
資金繰りとは現預金の残高推移です。現預金の残高を見れるのは貸借対照表だからです。

 

さて、損益計算書に影響しない(表示されない)けれど、お金が一番出ていくものはなんでしょうか。

 

それは、「借入金の元本返済」分です。
(なお、ここでの借入金の元本返済には、割賦購入したものやリースで資産計上し、未払金の取り崩しとしたものも
含むこととします。便宜上、まとめて「借入金の元本返済」とします)

 

借入金の利息は損益計算書に影響しますが、借入金の元本は借りたものをただ返済しているだけなので、
損益に影響しないんです。
この「借入金の元本返済」分が曲者です。
売上や仕入れや経費の支払いは売掛金、買掛金、未払金などと絡みますが、「借入金の元本返済」分は
絡む内容が支払利息しかなく、かつとても見えにくいものになっています。

 

 

借入金の借入期間って意外と重要なんです。

そんな資金繰りに大きな影響がある「借入金の元本返済」ですが、借入金の借入期間(返済期間)から計算されます。

多くの方は借入の際、金額と金利にしか興味がなく、借入期間については意識していないことも。。。

例えば、、、、借入金額1,000万円、金利2%の元利均等返済をした場合、

 

1、借入期間5年 : 毎月17.5万円、1年間 210万円

2、借入期間7年 : 毎月12.7万円、1年間 153万円

3、借入期間10年  :  毎月9.2万円、1年間 110万円

 

毎月の返済額と年間の返済額が上記のように全然違うのです!

これではせっかく汗水たらして売上、利益をあげるために日夜頑張っているのにお金が溜まりません。。。

 

借り換えをすることにより借入期間が伸ばせます!

なんでこんなことになっているのでしょうか。。。

それは借入の際の資金使途に合わせた借入期間になっていなかったことが要因であったことが考えられます。

例えば、大きな設備投資の借入をし、その収入は徐々に上がってくるものであるにもかかわらず、返済期間を5年や7年に
してしまったケース(設備投資の借入なら10年にはできます。場合によっては耐用年数の範囲内)や運転資金の借入だから
といって3年といった短い期間で借りてしまった(短い期間でしか借り入れができなかった場合も含む)ケースもあります。

それを解決するためには全ての借入について、一覧表を作成し、借入期間が短いもの、返済金額が多額なものを
借り換えすることにより借入期間が延ばすことができます。

実際お客様で借り換えして借入期間を延ばすことにより毎月の返済金額が減り、資金繰りが楽になったケースもありました。

 

おわりに

資金繰りに困ったら、まず「借入金の元本返済」分をすべて見直しましょう。

そして銀行に交渉してみましょう!

貴社に合わせた適切な借入期間にすることにより、資金繰りが安定し、売上、利益をあげることにもっと集中できます!

 

 

 

記事を最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
ブログランキングに参加しています。

にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ
にほんブログ村

ピックアップ記事

  1. え?この規定使っていないの?節税ができるか、30万円以上の設備投資をするならいま…
  2. 税理士開業してやっておいた方がよい3つのこと〜独立して1年がたちました!〜
  3. 本日税理士として独立開業しました!ひとつしかない独立日、その日にこれからの想いを…
  4. 消費税を遅れないように払う方法 消費税が安くなる方法もすこし考えてみた
  5. ビジョンをもって成長を加速させる! 半年のチャレンジ!

関連記事

  1. 資金調達

    借り入れ

    いまさら聞けない!創業期から始める資金調達まとめ

    会社を設立した創業から数年間は銀行からの営業が少ないです。&n…

  2. 人材

    人を雇えるかどうかは『粗利-経費』で確認しましょう

    お客様と打ち合わせをしてよくある質問のひとつに人を雇いたいんですけれど…

  3. 借り入れ

    売上、利益が増えているのにお金がない?! 売上、利益とお金の不思議な関係

    売上も増えているし、利益も増えている!なのになんでお金が増えて…

  4. お金が飛ぶ
  5. 借り入れ

    手形割り引きできるようにいざというときに備えて枠を作っておこう

    年末である12月末は毎年資金繰りに困る人が多いです。ボーナスも…

  6. 売掛金回収

    資金繰り

    資金繰りの鉄則! (都合が)良い人にならないことが大切ですよ。

    ものやサービスを売って終わりではなく、その代金を回収するまでが商売です…

最近の記事

  1. 2023年
  2. ケーキ
  3. サービス
  4. 行列

今日の注目記事

  1. 横浜駅通路
  2. 紹介
  3. 調査!
  4. まってます
  1. 紹介料

    経理

    キックバックは悪魔のささやき。安易に選択すると大変なことになりますよ!
  2. 深く狭く

    意識していること

    売り上げの構成をどうするのか?深く狭く?浅く広く?
  3. 表紙

    謎解きゲーム

    リアル謎解きゲーム[地下謎への招待状2017]の感想と絶品焼きそば!in東京
  4. 営業

    法人営業10年以上の営業マンが語る。お客様の本音をひきだす3つの力
  5. ローン契約書

    借り入れ

    借入を考えている人はまず読むべし。お金の使い道から分かる!ちょうど良い借入方法っ…
PAGE TOP