借り入れ

いまさら聞けない!創業期から始める資金調達まとめ

会社を設立した創業から数年間は銀行からの営業が少ないです。

 

銀行からの営業があれば、いついくら欲しいということを

銀行の営業マンに伝えれば検討していただけます。

 

でも営業が少なければ自分で資金調達先を選んでいかなければなりません。

一番お金が必要なのは創業から数年間。

どんな先からその期間に会社として資金調達できるかまとめてみました。

ちなみに資金調達のしやすい順から並べています!

資金調達

 

借り入れ

資金調達というのは事業に使えるお金を集めるということです。

返さなければならないお金を集めるのか、返さなくてもよいお金を集めるかで

資金調達の難しさが変わってきます。

 

まず簡単な方法として返さなければならないお金を集める方法です。

大きく次の2つ方法があります。

 

親族などの個人から借りる

お金がないから親や親族に借りる、ということはありますよね。

特に親からのほうがお金は借りやすいです。

つい親心、というものがあるのでしょう。

返済方法もある時払いの催促なし、金利も不要のケースが大半です。

 

金融機関からの借り入れの際には事業計画書を作成しなければなりませんが、

親族などの個人から借りる場合は通常必要ありません。

想いだけでOK!

 

事業計画書は金融機関からお金を借りる、借りないにかかわらず自身の事業の方向性を

考えるためにもぜひ作ってもらいたいですが、面倒。。。

 

その面倒なことを省いて簡単にお金を借りれるのは親族などの個人からです。

 

でも親ではない親戚からお金を借りることは心情的には引け目を感じることも多いです。

また返せなくなってしまうと親族からの評判が悪くなります。。。

事業は絶対成功するというわけではありません。

親族から借りるとしたら親、兄弟からの借り入れにとどめておきましょう。

 

金融機関から借りる

資金調達の王道である金融機関からの借り入れです。

金融機関からの借り入れではルートが大きく2つあります。

民間と公的機関です。

 

民間の金融機関は都市銀行、地方銀行、信用金庫、信用組合とふだん接しているところです。

そして公的機関の代表は日本政策金融公庫です。

 

それぞれルート別にみていきましょう。

 

銀行

都市銀行→地方銀行→信用金庫、信用組合

という右にいけばいくほど地域密着となり、借入金額が少ない金額(500万円程度)であれば

地域密着の銀行のほうがきめ細かな対応をしてくれます。

銀行との付き合い方はステップアップ方式がオススメ☆

 

創業期はまず都市銀行は相手にしてくれないでしょう。

銀行口座を作ることで精一杯

借り入れはむずかしいです。

 

創業期で銀行に借り入れを申し込むと必須なのは保証協会の保証をつけることです。

銀行は創業期という安定していない会社にいきなりお金を貸したくありません。

もし貸し倒れた場合のリスクを減らすために保証協会の保証前提で貸すのです。

 

保証協会の保証料は借入期間や借入額によって変わりますが、

保証がはいることになると借り入れの金利の1%~2%程度プラスされます。

プロパーと言われる保証協会の保証をつけない100%銀行のリスクになる借り入れは

創業から3~5年程度経過し相応の利益が出ていないと銀行が認めてくれません。

 

銀行の金利に加え、保証協会の保証料がかかったらせっかく借りたのに支払いが多くなってしまいます。

 

そんな創業期の会社を応援するため、市区町村は制度融資というもので金銭面で補助しています。

 

例えば品川区では、区内に住所を有する人に限定をして制度融資を行なっています。

創業の場合の制度融資を品川区では「創業支援資金」と言います。

限度額は1,500万円、

なんと本人負担の利率は0.2%!!

しかも保証協会の保証料を全額補助までしてくれるのです!

めちゃくちゃ低金利です。。。

 

デメリットとしては時間がかかることです。

なぜかというと、その制度融資を使用するためには区から銀行宛の

紹介状が必要となるから。

その紹介状を得るために区に何回か事業計画についての相談をする必要があるのです。。

 

でも時間がかかってもこの低金利。。。

時間を作って利用することをオススメします!

 

また銀行からの借り入れは制度融資でなくても銀行と保証協会の2つの機関での審査があります。

申し込みから借り入れるまで1ヶ月〜2ヵ月程度は考えておきましょう。

 

日本政策金融公庫

もうひとつのルートとしては公的金融機関である日本政策金融公庫です。

こちらは銀行とは違い保証協会の保証なしで借り入れができるので

申し込みから審査、借り入れまでの期間が銀行より短いです。

早いと2、3週間です。
(特に税理士などの専門家からの紹介だととてもスピーディーに対応してくれます!)

 

もうひとつ大きなメリットとしては2期目までの借り入れの場合、

創業融資というくくりになります。

その創業融資だと、なんと代表者の個人保証なしで借り入れができてしまうのです!

 

銀行では代表者の個人保証は必須です。

個人保証をいれてしまうと、もし事業に失敗してしまうと個人に借入金を返す義務が出てきます。

そうすると再起が難しくなる場合も。。。

 

しかし個人保証がなければ思いきった借り入れができ、チャレンジしやすいのです!

創業の借り入れなら日本政策金融公庫はオススメですよ。

 

また日本政策金融公庫以外にも公的金融機関があります。

商工組合中央金庫、略称は商工中金です。

 

商工中金が対象とするのは日本政策金融公庫が対象とする会社よりも比較的大きな会社です。

商工中金からも場合によってはとても低い金利で借り入れができます。

売上が1億円など、大きくなってきたら商工中金も視野に入れてみましょう。

 

助成金、補助金

返さなくてもよいお金の代表的な調達方法としてあげられるのは、助成金、補助金!

返さなくてもよいので返す必要がある借り入れよりもハードルが高いです。

でも返さなくてもよいのでとても魅力的ですよね。

どんなものがあるのでしょう。

 

人にかかわるもの

まずは人にかかわるものです。

主に厚生労働省が行っています。

 

これは条件さえ満たせばもらえるお金なので取り組みやすいです。

条件とはたとえば障害者を雇ったり、シングルマザーを雇ったりというもの。

 

また最近使いやすいのはキャリアアップ助成金かなと。

キャリアアップ助成金のなかでも使いやすいのは「正社員化コース」です。

有期契約等の従業員を正社員に転換するというもの。

例えば有期契約から正社員に転換するだけで、一人につき57万円のお金がもらえます。

 

優秀な人で手放したくない!

正社員にしたい!

 

という人がいればぜひチャレンジしてみてください。

 

デメリットは時間がかかることです。

例えば先ほどの正社員化コースの場合、有期契約の従業員を雇ってからお金を手に入れるまで

1年以上かかる長丁場になります。

忘れた頃に入金があります笑

 

事業にかかわるもの

事業内容により評価されお金がもらえるものもあります。

これは人にかかわるもの比べ資金調達の難しさが上がります。

 

人にかかわるものであれば条件を満たせば大丈夫だったのですが、

事業にかかわるものだとその事業の審査があります。

申請が通らないということが普通にあるのです。

 

事業にかかわるもので有名なのは「創業補助金」です。

50万から200万円までの補助が出るためとても魅力的な制度です。

 

ですが、これにもデメリットが。。。

それは採択率の低さです。。。

予算が削減されてしまったこともあり、平成28年の創業補助金の採択率は4.7%!

非常に厳しい結果となりました。

この厳しい選考に残るためには練りに練った事業計画書を作成する必要があります。
(金融機関からの借り入れの際に必要な事業計画書の比ではありません。)

 

自分の事業計画は魅力的で誰にも負けない!

という人はチャレンジしてみては。

 

クラウドファンディング

さて今話題のクラウドファンディングです!

自分のアイデア、商品などをネット上でプレゼンしお金を集める方法です。

不特定多数の人から小口の資金を多く集めることとなります。

 

クラウドファンディングには純粋な寄付と出資がありますが、

一番多く利用されている形態はお金を出すことによりその商品を購入するというものです。

 

たとえば、どこでもドアを作ります!

と計画をたて、もし欲しい人は5万円お金を出してください!

というふうにプレゼンをするのです。

お金を出す人にとってもその商品が欲しいからお金を出すものであり先行投資の商品の購入です。

 

いままでになかった魅力的な、面白い商品がいろいろとプレゼンしているので見ていてワクワクします。

 

もしあなたの商品がすごく魅力的なもので、欲しがる人が多いようなものなら

クラウドファンディングでお金を集めてみてはどうでしょうか。

 

出資

これもお金を返さなくてよい代表的なものです。

ものを出資する現物出資よりもお金を出資する現金出資の方が主流ですね。

 

個人から

創業期であれば代表者からの出資が一番多いかなと。

それ以外も会社設立時、何人かでお金をもちよって会社の出資をするというケースもあります。

全くの第三者がお金を出資することは稀でしょう。

見返りとして考えられるのは配当金ですが、中小企業の場合配当金を出している会社は少ないです。

そうすると本当にお金を出しただけとなってしまいます。

 

また第三者で経営に携わらない人が上場を考えていない中小企業の株を持っていても利用価値は少ないです。

市場がないため売るに売れず、価値だけ上がっていくお荷物になってしまいます。

 

VC(ベンチャーキャピタル)から

第三者からの出資であれば個人からよりこのVCの方が圧倒的に多いでしょう。

VCがお金を出す会社は上場を考えている会社が多いです。

理由としては会社が上場をしたことによりその株を高値で売りやすくなり、その売買益で稼ぐスタイルだからです。

 

VCにもいろいろな種類の会社があり、それぞれ特色があります。

種類としては銀行系であったり、保険会社系であったり、事業会社系であったり、独立系であったりです。

たとえば特色として銀行系のVCであればあまり積極的に経営などに口を出すことはせず、

また1社だけ多額に出資!というのはなく他の会社をみて横並びを好みます。

(横並びは銀行あるあるです!笑)

自分の会社、方向性にあったVCを探しましょう。

 

VCからの資金調達のメリットとしては現状利益があまり出ていない(たとえば赤字)

としても巨額の資金を得られる可能性があること、

また経営のアドバイスを得られることにあります。
(経営のアドバイスレベルではなく、VCの社員が取締役などの経営陣に入ることもあります)

巨額の資金を得られればかなり早い事業展開が期待できます!

 

デメリットとしては他人の資本を入れることになるので、社長が好き勝手できないことも。。。

社長はだれにも指図されたくなく自分でいろいろとやりたいから会社を作った人が多いです。

VCから口を出され自分の思うように経営ができない可能性が考えられます。

 

VCから資金調達するには借り入れ、補助金よりも濃い事業計画書が必要です。

また社会にインパクトを与えられる事業内容だと興味をもってくれるVCもあるかと。

 

VCに事業計画を話してダメ出しされるだけでも勉強になりますよ。

資金調達の選択肢の一つに入れても面白いかも。

 

【編集後記】

今日はジムでパーソナルトレーニングを受けに行ってきました!

筋トレがちょっとサボり気味だったのでペースメーカーとしてもとても有効です。

12月は飲み会が増えるので、運動しなければ!

 

 

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