意識していること

「なかじん」京都(うどん、天ぷら割烹) 人気店になるコツは人が話したくなるストーリーをいかに作るか

関西出張があったので行ってみたかったお店である「なかじん」に京都まであしをのばしてみました。

このお店をしったきっかけは税理士である木村聡子さんのセミナー後懇親会での席で木村さんがぜひ行ってみたいお店がある!

ということでご紹介いただいたものです。

このお店にぜひ行きたい!と思ったいちばんの理由はなかじん店主のなぜうどん、天ぷら割烹のお店をかいてんすることになったのか、です。

もともとなかじん店主はそば職人として20年以上ご活躍されていたそうです。

しかしその店主がとつぜんまさかのそばアレルギーに。。。

そば職人を続けることができなくなってしまったのです。

これで飲食店をあきらめてしまったらお話しは終わりですが、再起復活としてそば職人であった経験を活かしたうどんを作ろうとしたのです!

さらにうどんだけではなく、お料理主体のお店として天ぷらなども組み合わせて新たなお店として再出発!

こんな諦めない気持ち、チャレンジし続ける店主がいるお店のお話を聞いたら行くしかない!と京都のお店までこんかいお伺いしました。

 

「なかじん」京都(うどん、天ぷら割烹)の魅力

お昼の時間と夜の時間でそれぞれメニューが違います。こんかいお伺いしたのはお昼の時間です。

色々えらべるアラカルトというものはなくみなさん同じものを同じタイミングで食べるスタイルになります。

お昼は2,990円、3,990円、4,990円の3種類をどれか選ぶことになります。お値段があがればデザートが選べたり、天ぷらの種類が良くなったりです。せっかく東京から来たのでまよわず4,990円を選びました笑

(夜は8,000円、10,000円の2種類。8,000円は10品、10,000円は12品だそうです。つぎは夜もチャレンジしてみたいです。。)

夜もやっている料理主体のお店なのでドリンクメニューも充実していました。お昼からビールを飲む方も。。天ぷらにはビールが合いそうですがここで飲むと京都がまったく楽しめなくなるので諦めました。

カウンターだけの8席

店主とスタッフが次から次へと料理をつくっている姿をみることができるオープンキッチンです。

つくっている姿をみているとつぎは何が出てくるのかな!とワクワクですよね。

お料理はこのように綺麗なおさらにひとつひとつ丁寧に作られて出てきました。

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右側にある赤い唐辛子がのっているのがハモです。京都の夏といえばハモ。東京ではあまり食べる機会がなくあっさりしているのに味わい深くてとても美味しいです。

下側ある巻いてあるのが明太子の湯葉巻きです。意外な組み合わせかもしれませんが濃い味の明太子とさっぱりとした湯葉の組み合わせは最高。

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天ぷらはこのように揚げたてを一品一品それぞれのお客様の前にならべていきます。ひとつ食べて落ち着いたらもうひとつ揚げたてがでてくる。良いペースで運ばれる揚げたての天ぷらはなんともいえないですね。やっぱり揚げたてが一番です。

ここで重要なのが天ぷらに何をつけて食べるか?です。

美味しい天ぷらに外せないのがお塩です!!

(逆にあんまり美味しくないのには天つゆをつけて自分をごまかしたりします。。)

美味しい天ぷら=お塩 の図式はだれにも譲れません!

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このお店のお塩

ふつうのお塩が出てくるかとおもいきや、お塩にウニをまぜた自家製のウニ塩なんです!

ここでも店主のこだわり。いかに天ぷらを美味しくいただいてもらうか。。。これはすごい。

お塩のほかに天つゆも一緒についてきます。

ここで質問

なぜ天つゆが冷たいかを知っていますか?

それは猫舌のひとに揚げたての天ぷらを食べてもらうさい、天つゆで冷やして食べてもらう工夫だとのこと。

ぎゃくに天つゆが暖かいお店は要注意! 店主いわく、天ぷらが美味しくないことが多いです、と。

うーん、勉強になりました。

そんなお塩にもこだわりをもつお店の天ぷらが続きます。

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えびの足だけでの天ぷらです。ふつう捨てる人が多いですが、揚げるとパリパリでとても美味。揚げると捨てているものもこんなに美味しくなるんですね。じつにもったいないことです。

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これはイカですね。

かめばかむほどあまーくなります。

この写真よくみるとイカがふたつに切れていることに気づきませんか?

じつは揚げたての天ぷらを置くとともに食べやすいようにひとつひとつ食べやすいサイズに店主が切っていっているんです。毎回お客様8人の前の天ぷらをひとつひとつです。

食べやすいように、という心遣いとともに、ひとつはお塩で、もうひとつは味をかえての天つゆで試してもらいたいという店主のおもてなし。

(僕は絶対的お塩派なので、ほとんど塩でしたが。。笑)

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お野菜も揚げてでてきます。

これはミョウガです。

ミョウガは癖が強くてあまり好きではありませんでしたが、ここのミョウガの天ぷらを食べて衝撃的なミョウガの美味しさに気づきました。

好き嫌いはあまり美味しくないものを食べたからできたものなのかなーと。(レバーも好きではなかったですが、そのきっかけは学校給食のレバーでしたから。。。その後美味しいレバーなら食べれるように笑)

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このお店の面白いことのひとつに天ぷらの途中に上の写真のサラダが出てくることです。

特殊なものではなく、Theサラダです。

つうじょうサラダは最初に出て来たりしますが、ここでは天ぷらの途中。

このお店の天ぷらはあっさりしているかるい感じではありますが、続けばすこし胃がつかれてくるもの。

ここで小休止ということでサラダが出てくるのです。

はじめての経験だったのでこのメニュー構成は勉強させられました。

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サラダのあとはまた揚げたての天ぷらが登場。

これはお麩の天ぷらですね。京都らしい一品。

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海鮮、野菜ときて、お肉です。

これは鳥の胸肉なんです。

固い肉質かなーとおもいきや、、、とても柔らかくジューシーでした。ここまで柔らかくなるのかと。

と、さまざまな天ぷらを満喫し、メインであるうどんです。

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ここのうどんはなんとお客様の前で、小さな手回しの製麺機を利用して仕上げるのです。

これにはびっくり。。。

くるくる

くるくる

目の前でどんどんうどんができあがっていきます。

お客様のまえで仕上げをする、見て楽しむことができるのでうどんがとっても待ち遠しくなります。

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出来上がったうどんはこちらです。

全粒粉の粗挽きのうどんです。

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そしてまさかのここで出てくるのがお塩と胡麻です。

麺つゆはあるのですが、このうどんにお塩と胡麻をかけて食べてくれ、とのこと。

(ここでのお塩は天ぷらのウニ塩ではなくうどんと合う粗挽きのお塩です)

写真をよくみてもらえればお塩と胡麻がかかっているのがわかりますかね?

うどんにお塩と胡麻???

合うのそれ??

と思いながら食べたところ、、、、こ、、、これは、、、

すべてのうどんにお塩と胡麻をかけて食べることにしました!笑

この組み合わせは考えたことがなくこんなにも合うものかと。

麺つゆも少し試してみましたが、お塩と胡麻に戻って来ました。おかえりなさい。

なかじんのうどんは麦切りといいます。

一流のそば職人がそばの食感をうどんで再現したまったく新しいうどんになります。

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最後のデザートは焼きたての国内産もち米100%使用したサクサクの皮に、あずきとバニラの組み合わせのもなかを選びました。(4種類の中から選べます。ほかにはシャーベットやあんみつなど)

このデザートの皮がほんとうにサクサクしていてあずきとバニラにほんとうに合うんです。

サクサクは正義!

お会計をしお店をでると店主とスタッフがわざわざお見送りに。

夜でそういうお店はありましたが昼からそういうサービスをしているお店ははじめて。

8席しかない、ということもひとりひとりのお客様をたいせつにしているんですね。すてきです。

わざわざ京都に足を運んだかいがありました!

お店のHPです。ネット予約もできますよ。

「なかじん」京都(うどん、天ぷら割烹)

自分の強みを活かして勝負する

そば職人がダメだった時に諦めずに今までの自分の経験、強みを活かせるところはどこなのか、

そういうチャレンジ精神はとても尊敬します。

諦めて飲食とは別の道もあったのに。

諦めない気持ちがあったからこそ、麦切りというそば打ちの経験を活かしたまったく新しいカテゴリーを生み出したのです。

その強みの活かし方をよく言われているマーケットインという市場がなにを求めているのか、という考え方ではなく、自分がなにを提供できるのか、提供したいのか、という自分発信のプロダクトアウトを追求し、徹底的にこだわることにより新しい市場を開拓する。

時代に合わせるのではなく時代を作っていく。とくに飲食店で成功している、予約が取りにくいと言われているところはそういうお店が多いですね。

ストーリーをつくり口コミにのせる

またこんかいなかじんに行ったのにはストーリーがあったからお伺いすることを決めました。

このお店の紹介のされ方が、美味しいうどんと天ぷらを出すお店、というものだけならおそらく京都のこのお店まで行くことはなかったでしょう。

しかしそば職人がそばアレルギーになって諦めずに美味しいうどんと天ぷらを出すお店を作った、といったからこそ行きたい!!と思ったのです。

ストーリーがあれば人は話したくなります。それを聞いた人は行きたい!と思う人が多くなります。また聞いた人はこういうお店があるんだって!と他の人にも話したくなるのです。

とくに飲食店は口コミが大切。

それがただ美味しいお店、というのでは広まりにくいです。

そこに人が話したくなるストーリーを乗せることにより、他の人にも話したい!と口コミが広まっていきます。

いかに人が話したくなるストーリーをつくり口コミに乗せるか、浮き沈みがとても激しいといわれる飲食店を人気のお店にしつづけるコツのヒントのひとつはこのお店にあります。

【編集後記】

予定をつめるときはバーっと1日につめるので昨日は朝、昼ご飯を食べる時間がなく動いていました。

その甲斐あってかどうかはわかりませんが、ぶじ1件税務顧問契約のお客様が増えました。

期待して顧問契約を結んでいただけるのでその期待に応えるようさらに精進します!

 

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ひとつの図を書くだけでわかるようになります。 ほんとうに? というひとほど参加してもらいたい内容です。

 

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