お金を借りようと決めたらいろいろやることが多いです。
事業計画書を作ったり
見積書を集めたり
印鑑証明書などの公的書類を集めたり、、、
そういった準備や銀行との面談の際に大切なことがあります。
それは
「自分のお金を借り入れの申し込みをしにきた自分に対して貸すだろうか」
という視点です。
人にお金を貸すときはよくお金をあげるつもりで貸しなさいというけれど
よっぽどのことがないと本当にはあげたくないですよね。
お金を返してもらいたいですよね。
(僕はお金がありあまっているわけではないので少なくとも返してもらいたいです!笑)
そうなるとお金を貸すときはこの人にお金を貸したら返ってくるかなーと考えるかと。
そのときいろいろ考えるあなたの判断のポイントというのは
実は銀行員がお金を貸しても良いかという判断するポイントと一緒のことが多いのです。
相手の立場にたってみる
事業計画書などを書いていくとついつい自分が勝手に思っていることになってしまうことが多いです。
○○をすれば○○人のお客様が来てくれて、そのうち○○人購入する!
といったようにです。
もちろん計画なのでそういった施策をいろいろ考えるのは大切です。
それがないと計画なんて作りようがありません。
でもその時に一度相手(銀行員=お金を貸す人)の立場に立ってみましょう。
自分がお金を貸すとして事業計画書に
「このチラシを10万部まくことにより5千人から反応があり
そのうち500人買ってくれる!
だからその買ってくれる人からもらえるお金から借りたお金を返します!」
としか書いてあったら思いませんか?
え? その根拠ってあるのって。
ふーん、そうなんだ。 だったら大丈夫だな。 貸そう!
とはなかなか考えないですよね?
この「え?その根拠ってあるの?」っていう反応が大切です。
あなたのこの自然に出た反応は銀行員も考えるのです。
根拠はここまで出せばゴール!というものはありません。
あればあるだけちゃんと考えているという判断がされ武器になります。
(逆に根拠がないと借り入れが絶対できない、というわけでもありません。
あればあるだけプラスという意味です。)
相手がこれなら信用できると考える根拠が求めれます。
根拠の資料であったり事業計画書などが出来上がったときは
すぐに提出する、というのではなく
できれば1日書類を寝かして改めて相手の立場になって冷静に見直すことをオススメします。
数字としての定量面
相手の立場にたち資料をみるとやっぱり信用できるのは数字といった定量面です。
とにかく頑張ります!
というのはやる気は買いますが数字の根拠がなければ不安です。
数字を計画におりこむときは最低限整合性があるようにはしてください。
あなたが整合性がない文章を読んでもガクってきますよね。
そこは実現可能か不可能かはさておきちゃんとしてよーって。
整合性があることは事業計画を読んでもらえる最低限のやらなければならないことなのです。
詳しくは、、、
実際の数字の見せ方として
売り上げドーン!
人件費ドーン!
経費ドーン!
利益ドーン!
ではなく売り上げは単価と個数に分けたり
人件費は正社員が何名なのか、アルバイトが何人なのか
それぞれの月給や時給はいくらなのかを細かく書くことが良いです。
それはさきほど書いた「え?その根拠ってあるの?」をカバーすることになります。
ここでもお金を貸したら返ってくるのかなー
この計画は大丈夫なのかなー
という視点をもってひとつひとつの資料を確認してくださいね。
数字以外の定性面
数字は大事です、とはいっても数字以外のことももちろん大事です笑
根拠資料を数字で出しつつも計画の段階の数字だとまだ達成していない数字となります。
それを達成できるかどうかはあなたの熱意、やる気というのも重要です。
遅刻する人
約束をすっぽかす人
お金を延滞している人またはしたことがある人
何を考えているかわからない人
提出した書類と言っていることがちぐはぐな人
などなどどれにあてはまっても大丈夫かな、この人、、、、
って感じるかと。
それはもちろんあなただけではなくあなたにお金を貸そうしている人も同じように感じます。
銀行員との面談の際はぜったいにスーツでなければいけない!
というわけではありません。
普段着でも良いです。
(ジャージはちょっと、、、ですが笑)
誠実に熱意をもって対応していきましょう。
そうすればきっと相手にその熱意は伝わります。
お!なんだかこの人やりそうだな!
と思わせられたらあなたもついつい貸したくなりますよね。
銀行員も同じ人間なんです。
あなたが思うことは銀行員も思います。
【編集後記】
引越しを考えていて物件を探している最中です。
1月から3月は物件が多く出る時期とはいわれていますが
良い物件はすぐにとられてしまうのも事実。。。
少しでも良い物件がだったら即決するいきおいで物件を見なければなりません。
良い物件にめぐりあえたらいいな!