会社設立

「必須!」初めての借り入れを考えている人のこれだけは!チェックポイント

今回のブログのテーマは

 

「初めて銀行からお金を借りて事業をしようと考えている人」向けの

チャックポイントをお伝えしようかと思います。

 

 

いますぐ借りようと考えている人はもちろんのこと

 

借りるかもしれない

今のところ借りる予定はないけれど、、、独立予定です

 

という人にとっても読んでおいて損はない内容になります。

 

 

というのも

いざ借り入れをしよう!

と思っても

借りることができないことがあります。

 

それは事業計画が云々、、、という問題ではなく

過去にしてほしいことをしていなかったり

していけないことをしていたりと

いざ借りようとしたとしても既に手遅れというケースが

相談に来られた方でいらっしゃったからです。

 

 

こういったケースに当てはまってしまうと

入り口で断られてしまう、いわゆる門前払いとなってしまい

銀行から借り入れが難しくなってしまいます。

 

 

あなたはそんなことがないように

今回のチェックポイントを見て準備をしておきましょう。

 

チェックポイント

 

 

1、確定申告をしている(または年末調整後の源泉徴収票がある)

 

まずは意外に多いのがこれ。

 

個人事業を行っている人が確定申告をしていないというケースです。

(会社を作って会社で借り入れを考えているけれど、そのまえに個人事業主時代があって

その時代に確定申告をしていないなどを含む)

 

まあ、確定申告は面倒ですよね・・・

 

儲かっていないからいいや

ばれないからいいや

言われたら申告するからいいや

 

などなど様々な理由がありました。

 

でも個人事業の場合、確定申告は必須です!

 

 

赤字であったとしたら税金上確定申告はしなくて良いのですが

銀行から借り入れを考えている人は違います。

 

 

ある保証協会の方が

 

「赤字だろうが確定申告はしてほしい

そういったちゃんとしているかどうかも判断のひとつである」

 

とおっしゃっていました。

 

 

あのとき確定申告していれば!

といったケースが多いので

売上がそんなに多くなくても確定申告をしてくださいね。

 

 

しかし

会社に勤めている人は確定申告の必要はありません。

 

会社が年末調整してくれるため

それが確定申告の代わりになるのです。

 

たまーに

ご自身は雇われていると

思っても

実は会社としてはあなたのことを外注として取り扱っているという

ケースがあります。

 

業種としては、運送業、建設業、不動産業が多いですね。

 

不安な方は会社にご自身が年末調整の対象となっているかを

確認してみてください。

(年末調整の対象となっていれば大丈夫!)

 

 

2、税金、社会保険料の滞納がない

 

これも確認される項目のひとつです。

 

とくに税金!

 

税金を払っていない状況(=未納)になっていると間違いなく初めての借り入れはできません。

 

銀行としては貸したお金はあなたの事業のために使ってほしいのですが

未納になっていると

その貸したお金が税金の支払いに回ってしまい

事業のために使われないと思っているからです。

 

税金の中でも

消費税は赤字でも払わなければいけないことも多く

注意が必要です。

 

また会社の場合

社会保険料の未払いも気をつけてください。

 

通常、社会保険料の支払いが遅れている

または支払いを行っていない

ということはわかりません。

(税金とちがい納税証明書もありませんしね)

 

しかし

決算書の中の内訳書という書類のなかに

丁寧に税理士さんが社会保険料未納ということで記載していることがあります。

 

また

会社の決算書のなかに未払金という項目が異常に多い場合にも気づかれたりします。

 

気づかれると社会保険料の未納を解消しないと

借り入れができないので注意してくださいね。

 

(内訳書にバカ丁寧に社会保険料の未払いなんて記載しなければいいんですけどね。。。)

 

 

なお

個人の国民年金や国民健康保険料については支払っていなくても

借り入れはできちゃいます。

 

国民健康保険料は保険証をとるため払っていない人は少ないですが

国民年金はけっこういらっしゃいます。

 

でも国民年金は未払いというのを確認できないのか

する必要がないのかわかりませんが

銀行としてはチェック項目ではないのです。

 

 

3、役員借入金の出所がちゃんと資料で証明できる

 

設立したての会社に多いケースです。

 

会社が赤字であると会社の売上金だけでは

会社の資金繰りが回らないため

社長であるあなたからお金を会社に貸します。

 

そうすると会社はあなたからお金を借りているので

「役員借入金」という項目で記録をするのです。

 

その役員借入金が

ちゃんとあなたが個人で稼いだお金がもとになっていることが証明できればよいのですが

タンス預金であったお金を使った

確定申告をしていないお金を使った

など

どこからそのお金がでてきたのかわからない(お金の出所がわからない)

のであれば注意が必要です。

 

 

その役員借入金の出所がおえないと

あやしい、、、

とみなされてしまい

銀行はお金を貸すことをちゅうちょしてしまうのです。

 

とくに

夜の仕事で稼いだお金だったり

建設業などの個人事業主時代というのは

確定申告をしていないケースが多いです。

 

1の確定申告をしましょう

というところにもつながりますが

あなたの会社の決算書にある「役員借入金」という項目を注意しましょう。

 

 

 

4、お試し(市場調査)をしている

 

初めての借り入れで

それほど事業を開始してから時間がたっていない場合

その事業の経験というものが重要視されます。

 

いきなり多額のお金を借りて初めての事業をするというのは

銀行からみるとリスクが非常にあるため

お金を貸すことは腰がひけてしまうから。

 

そんなときおススメなのは

少額でも良いから試しにやってみるということです。

 

たとえば

飲食店であれば

フードフェスに出店してみる

お祭りなどのイベントに出店してみる

近くのイベントスペースを借りて出店してみるなど

人気がでるかを試してみることが大切。

 

そこでの経験(実績)が良ければ

借り入れのハードルが下がります。

 

逆にそこで実績がでなければ

一度事業や戦略を見直すことも考えてみましょう。

 

お試しというのは

マーケティングという意味と同じですね。

 

いきなりこのあたりで出店すれば大丈夫!

という勢いだけが根拠というより

ちゃんと人の流れであったり

出店場所の周りの状況などを

確認したうえで

出店することが重要です。

 

特に店舗型と呼ばれる

お客様から来てもらう事業(飲食店、診療所、理美容など)は

一度出店したら

簡単に移転ということができないので注意が必要になります。

 

 

以上、最低限確認してほしい4つのポイントをあげてみました。

 

最低限としてすぐに確認できるものとしてぎゅっと凝縮してみました。

(本当はもっといろいろな角度からポイントはあります)

 

もっといろいろ知りたい!という方は

無料のメールセミナーである「元銀行員の資金調達テクニック」というのを

公開していますので参照してください。

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とくに1番の確定申告については

行っていない方がある程度いらっしゃいます。。。

 

確定申告については

「さかのぼって確定申告をしても意味がない」と

保証協会の担当者に言われてしまいました。

(税金上は意味があるのですが

お金を貸すという視点ではちゃんと期限までにしているかが重要とのこと)

 

ちょうど確定申告時期ですので

いままでやっていない人は今年から申告してくださいね!

 

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【編集後記】

先日、長男が生まれました!

名前は「柊(しゅう)」といいます。

ひいらぎの花言葉である「先見の明」をもって未来志向で物事にチャレンジしてほしいという

想いをこめました。

さっそくオムツ替えに四苦八苦。。。笑

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