町歩きをしていたら面白い広告を見ました
「職業、イケメン」
広告はインパクト重視でありそれを狙ってのことだとは思いますが
同時に面白い考え方だなと感じました。
職業にとらわれない
世の中にはいろいろな職業があります。
たとえばこの広告の人の職業はホスト業ですし僕の職業は税理士です。
ホストいえば遊びに来る女の子を楽しませる職業
税理士といえば税金の申告をする職業
というものが周りの人のイメージになってしまいます。
(実際に今の時期に税理士をやっています、というと確定申告大変な時期だよね、という反応が多いです)
そのイメージを周りにもたれると仕事を依頼される内容が固定されてしまい
自分ができる仕事、したい仕事を取り逃がしてしまう可能性があります。
そういうことを防ぐためにイメージを固定されない幅広いことを提供できる
職業名にすることも面白いです。
たとえば
僕なら税理士業ではなく中小企業の社長の片腕となりたいことから「経営参謀業」であったり
中小企業の社長にお金について振り回されてほしくないことから「キャッシュフリーアドバイス業」であったり
自分が行いたいことを職業にすることにより周りに印象つけることができます。
(経営参謀業をやっています!となると何ですかそれ?となるため気をひくこともできますし
他との違いを出せるかもしれません)
仕事を受ける側もアピールする
世の中にない職業を名乗ると同時に大切なのは
なにをする職業なのかを仕事を受ける側もアピールすることです。
そうしないと何を行なっているか見えにくいため仕事をお願いしにくくなります。
提供したいサービス、提供できるサービスをHPなどでアピールをしましょう。
なんだかよくわからないから仕事をお願いするのをやめようと思われない努力はすべきです。
そんなの面倒だから税理士業などみんながイメージしやすいものでいいや
となることもあるかもしれません。
ただそうなると世の中の税理士業というイメージに自分のイメージが左右されてしまいます。
今は「税理士は真面目な人、信用できる人」というイメージを世の中にはもたれていますが
たとえば今後税理士が不正に次から次へと関わっていたというニュースがでたらどうでしょうか。
すぐに信用されなくなり税理士であることがマイナスになってしまいます。
新しいことをうみだしていく
よく言われていることに税理士業は今後なくなるというものがあります。
それはIT技術が進化しITに取って代わられるということですが税理士業以外にも
今後なくなる可能性があるものが多数あるかと。
自分が就いている職業全体の波にのまれ衰退していくより
職業に関係がなく常に世の中が必要としているものを生み出していくことは意識しておきたいです。
僕が最近面白いと感じている方に「短パン社長の奥ノ谷圭佑さん」がいらっしゃいます。
この方はアパレル会社を経営している社長です。
1年中短パンを履いているということで自分をブランディングしています。
アパレル会社なのに「短パン社長」と絡めてカレー、コーヒー、米などのオリジナル商品を次から次へと販売しています。
自分という商品をメインにしオリジナル商品を売っています。
この方のHPに「奥ノ谷圭祐」という職業、という記載があります。
まさに自分自身が職業である
ということです。
自分の名前が職業というのは究極かなと。
というのも自分が行うものはなんでも商品です。
服しか売らない、米しか売らないではなく、その人が売りたいものにいくらでも説明がつきます。
ものにお客様がつくのではなく、人にお客様がつく
その人が売るから信用できるため買うことができる
職業という枠にとらわれず世の中に必要とされているものを臨機応変に
スピード感をもって提供することが大切です。
【編集後記】
こんかいの「職業、イケメン」という広告は歌舞伎町で撮りました。
歌舞伎町は多くの広告があるため少しでも他と違いを出し気をひこうと
面白い広告が多かったです。
こういったキャッチーな広告文を書ける人はすごいですね。
狙いすぎても微妙な広告になりそうですしね。