意識していること

税理士試験の試験科目はこれで決まり!〜働きながら官報合格した先輩税理士からのアドバイス〜

税理士試験の結果発表が昨日ありましたね。

結果はどうでしたか?

 

官報

 

いろいろな立場のみんなへ一言

 

すべて合格して官報に掲載された人、おめでとうございます!

とても嬉しいですよね。その反面、やっと終わった、という感覚も強いかと思います。

 

合格してからが税理士としてのスタートです。

その合格するまでの努力したことはきっと今後の仕事でも活きてきます。

更に一緒に同じ業界を盛り上げていきましょう!

 

 

科目合格の人、おめでとうございます!

まだ先はあるかもしれませんが、一歩一歩着実に目標に向かって進んでいますね。

 

今後試験を受けていると思うように合格できず、

やきもきしたりもう諦めたくなったりするかもしれません。

それでも諦めずに続ければ今回のようにきっと科目合格することができます!

 

 

残念ながら科目合格できなかった人

合格できなかった原因は思い出すといろいろあるかと思います。

その原因と同じことは次には絶対にしないようにしましょう。

 

合格できなかった原因は試験問題のミスだけではなく、

試験勉強の仕方であったり、心構えということもあります。

細かい失敗原因を拾うだけではなくもっと大きな視点で原因を探って見ましょう。

短期合格した人の勉強方法をひとつでも試しにマネしてみては。

仕事でもいえるのですが、マネしてみることは大切です。

 

僕もひとつも科目合格できなかった年があり、とても落ちこみました。。。

つらいですよね。

 

またあの分厚い理論集を覚えるのか、、、

あの重い問題集をカバンで持っていかなければいけないのか、、、

 

すごくゆううつだと思います。

 

つぎの勉強が手につかないこともあるかもしれません。

そんなときは1週間試験勉強のことを忘れてパァーと遊びましょう!笑

 

大丈夫

 

これから何ヶ月も気がのらず勉強するより、

1週間遊んでそれから気持ちがのって勉強できる方が

はるかに効率が良いです。

 

1週間遊んでも気持ちがのらない場合、なぜ税理士を目指そうとしたかの

原点を思い出してみましょう!

 

手に職をつけたい!

独立して自分で好きに仕事をしたい!

中小企業の社長と経営の話がしたい!

 

といろいろあるかなーと。

 

その原点を思い返すとなぜこんなつらい試験を受けたいかの目標が再度見えてきます。

 

先輩税理士の話を聞いて見るのもいいでしょう。

自分の進みたい道にすでにいる税理士の話を聞くのは本当に参考になります。

(僕も新しい自分の進みたい道に行こうと考えるとき、その道にすでにいる人の話を自分から

聞きに行きます。

その人がブログやセミナーを行なっているならばそこから接点を持てますし、

なければその道にいる人を知っている人から紹介してもらったりして話をしています。

とっても参考になるのでオススメですよ)

 

1週間めいいっぱい遊んだり、自分がなぜ税理士になりたいかの原点をたどったり、

その道の先輩から話を聞いても

なんだかやる気が湧かないなーとなっている場合、、、、

 

税理士試験を受けるのはやめましょう

 

そこまでいろいろなことをしてやる気がわかないのは

おそらく税理士に本当はなりたくないかもしれません。

 

というか税理士は数多くある職業のひとつです。

なにも税理士にこだわることはありません。

 

 

すでに2科目持っていてここで諦めたら今までの時間が無駄になる、、、

 

なんて思っていませんか?

 

これからダラダラ試験を受け続ける時間の方が無駄です。

その2科目の知識は決して無駄ではありません。

 

税理士以外にも魅力ある仕事はいっぱいあります!

 

スパッと諦めて新しい道に進んで行きましょう。

 

 

やる気十分な人、諦めきれない人

 

いばらのみちへようこそ笑

 

そんな人たちへ税理士科目をどんなものを受ける方がいいか主観をお伝えします。

 

どんな科目をうけるべきか

どんな科目を受けるべきか、悩みますよね。

簿記、財務諸表は必須だと思いますので、税法科目でより悩むかなと。

 

とてもわかります。

 

僕は簿記、財務諸表、法人税、相続税、消費税を持っています。

 

いやー、法人税、相続税はハードでした笑

 

ボリュームとともに受験生のやる気が他も科目よりも高めです。

 

でも法人の仕事したいしなー

相続税っていま流行っているじゃん!

 

って気持ちで受けました笑

 

こんな単純なことで決めてもいいです。

勉強のやる気はその科目に興味があるか、その科目の勉強をしていて楽しいか、

です。

そんな観点から決めるのもあり。

 

もう少し戦略的に考えると、、、

 

消費税は受ける科目の第一候補にいれるべきです!

 

理由は受験者数と合格率、実務での利用です。

 

受験者数を見ると消費税は約8,000人(平成29年度)です。

他の税法科目に比べとても多いです。

(2番目に多いのは法人税約5,100人、3番目に多いのは相続税約3,300人)

 

これだけ多いというのはどういうことかというと

さまざまな受験生が多いということです。

特に他の税法科目よりも初めて税法を受けるという税法の登竜門的な位置付けであり、

試しに受けてみようと思っている人や税法の受験勉強に慣れていない人が多いです。

(僕が受けているときもまずは消費税からという人が多かったです)

 

登竜門的な位置付けなので、他の税法科目よりもやる気が少ない人も多いのが実情。

 

というのも相続税などは官報リーチや3科目をすでに持っています!

という人が多く税理士になりたい!という本気な人たちが多いです。(僕も4科目目です)

 

税理士試験は絶対評価ではなく、相対評価です。

60点以上で合格!

としていても合格率の調整がありますので、他の人よりも1点でも多く点数をとったかになります。

 

消費税の合格率も13%台と他の税法に比べ相応にあるため、その合格率もあいまって

受かりやすい税法科目であると感じています。

 

また消費税は実務では必須です。

実務でも間違いが多いこともありお客様に損害も与えやすいです。

10%になることもあり、さらに注目される税法となるため

消費税はまず第一候補の税法科目です。

 

次は法人税、所得税の選択必修科目です。

税理士試験はこの2つのどちらか1つを取らなければなりません。(2つでもいいです)

 

両方受験するという選択肢もありますが、ボリュームは多いです。

なので、どちらか1つにすることをオススメします。

 

できれば法人税かなと。

ボリューム的には所得税よりも多いかもしれませんが、

消費税と同じく受験者数が多いことと、実務でもすぐに直結するからです。

 

個人事業主をメインにお客様にする!

ということでしたら所得税でもいいかもしれませんが、

組織に入るなら法人税です。

やはり法人を相手にした方が顧問料単価が高く、税理士事務所としては法人メインが多いです。

 

のこり1科目。。。

ここが難しいですよね。。。

 

正直、相続税はオススメしません。。。

なぜかというと受験生が本気な人が多いです。

またボリュームも多いです。

ここで相続税を取らなくても勉強して相続税をメインの商品とすることもできます。

(僕も一度もお客様に合格科目を聞かれたことはありません)

 

でも本気で勉強したい!

というなら止めません。

そのやる気って重要です。

また相続税に特化した事務所に入りたい、ということなら持っておくと有利かと。

僕も相続税でしたし、いばらの道でお待ちしています笑

 

 

さて、最後の1科目

 

僕は理論が得意ならば国税徴収法を

理論よりも計算が得意ならば固定資産税をオススメします!

(理論、計算どちらも普通ならば国税徴収法です!)

 

国税徴収法はほとんど理論です。

計算がほぼないため、合間合間に勉強ができます。

(電卓が必須だと電卓のできる環境を探さなければいけないので地味にめんどう)

 

受験者数も約1600人となっており、1000人を超えているのも相対評価である試験において有利です。

 

でも理論が苦手な場合、国税徴収法はハードルが高いかなと。

そんなときは固定資産税。

事業税だと理論のウェイトが高いので、固定資産税だとバランスも良いです。

受験者数約800人と事業税、住民税よりも2倍の受験生を誇ります。

 

まず税理士になることを目指す

一番科目選択の際のアドバイスで伝えたいことは、

まずは税理士になることを目指す!

ということです。

 

受験科目にこだわりすぎて、ずっと落ち続けるという人を知っています。

 

5科目を持っていない人はどんなにえらそうなことを言ってもただの人です。

 

税理士は手段です。目的ではありません。

そこははきちがえないでください。

 

税理士試験はさくっと受かって、実務に集中しましょう!

 

税理士試験と実務は違います。

実務の方が緊張感があり、成長速度が段違い。

 

税理士試験を受かることを第一優先に戦略を練りましょう。

 

大学院という選択肢もいれる

税理士になることを第一優先とするならば

大学院という選択肢もありです。

 

僕は人を採用する立場にいて、毎週のように採用面接をしています。

 

そこで大学院に行ってようがその人の能力がある!

ということを感じれば即採用です。

 

能力とはコミュニケーション能力、頭の回転です。

 

大学院に行っても優秀な人はごまんといます。

逆に試験をいくら通っていてもあんまり、、、という人は採用されません。

 

簿記、財務諸表、消費税をサクッと受かって、大学院に行って税理士になっている人を知っています。

とっても優秀な人です。

税理士になることを手段として考えていて、戦略的に人生を考えています。

 

試験でドツボにハマり、長い時間試験勉強に費やすならば、大学院へ行きましょう!

 

税理士の仲間内でもあの人は大学院あがりだ、官報あがりだ、

なんて話をすることもなく一人の税理士として対等に話をしますよ。

 

【編集後記】

今日はビッグサイトへプロジェクトマッピングの大会を見に行きました。

最後には花火もあがりとっても綺麗でした。

が、寒かった。。。。

夜の寒い中、一時間半くらい立ち見だったので、体が冷え込んでいました。

(ヒートテックきていたんですけれどもね。。。)

 

ファッションはガマンです!

という女性は尊敬します。。。

 

 

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