「なんでこの僕が営業する商品を買ってくれないのかな・・・」
「相手は何を求めているのかな、、、悩みを話してくれないし、本音や本心を話してほしいな・・・」
と、お客様や取引先と打ち合わせをしていて、と感じることはないですか?
「この人はあまり話をしない人なんだな。」
と勝手に決めつけていないですか?
実はそれはお客様や取引先といった相手が悪いわけではなく、あなたの会話の割合に原因があるかもしれません。
相手のせいにするのではなく、一旦立ち止まって一緒に考えてみましょう。
目次
適切な会話の割合って?
良くあるケースとして、一方的にあなたが話過ぎてしまうということがあります。
特に営業の人や税理士といった専門家など、相手に伝えたいことがある人、
こちらの情報発信をしなければならない人に多いかなと感じます。
営業の人だと、どうしても自社の商品を知ってほしい、どうしても自社の商品を買ってほしい、
というのが空回りしてしまい、自社の商品説明を一方的に行ってしまう。。。
税理士だと、試算表であったり、最新の税金事情であったり、とにかく相手に知っておいて欲しいことが
ありすぎて、ついつい一方的にすべてを発信してしまう。。。
それって相手に喜んでもらおうと思って行ったものであったとしても
相手はまったく喜んでおらず、むしろうざがられてしまっているかもしれません。
では、あなたと相手の話す割合って何対何が良いのでしょうか。
ひとつひとつ場合分けをして考えてみましょう。
話す割合 あなた:相手=10:0
いやーー、さすがにこれは。。。セミナーじゃないんだから。。。笑
これはあなた無双の状態です! 無敵!
こんな感じで一発KOです!笑
あなたの声を聞きたい! あなたのこと大好き!
って人ならこの割合はありかもしれませんね。
でも普通の1対1のコミュニケーションの場ではあり得ないかなと思います。
話す割合 あなた:相手=9:1
これも明らかな一方的ですよね。
あなたが9話して、1聞くってことは10分のうち9分は、あなたが話していることとなります。
その割合というのは相手があなたの話を相づちを打っているだけで、
確実にあなたワールドが展開されています笑
相手の気持ちはこんな感じですかね。
なんだかなー って思っています。あなたワールドを体験しにきたわけではないのに。。。
話す割合 あなた:相手=8:2 or 7:3
実はこのくらいの割合の人って多いかもしれません。。。
この割合の人が自分では気付いていなく、相手はモヤモヤしています。
自分では満足に話をしたな、と思っていても、相手は実は聞いていない、
イライラしているってギャップが生まれやすいです。
お客様や取引先は、
「話したい!」 「伝えたい!」 という気持ちがあります。
自分がこういうことで悩んでいる、自分の状態はこういうことだから聞いてほしいと思っています。
人って話すことでストレスを発散することができるし、
自分の考えをまとめられることもできます。
あなたは人に自分の考えを話していて、あやふやだった考えがまとまったことってないですか?
それって会話の壁打ちのようなもので、自分の考えを言語化することにより、物事をはっきりとさせることができます。
あなたがお客様や取引先を使い、会話の壁打ちをしてはいけません。
逆です。
相手に会話の壁打ちをしてもらえる存在になれば、もっと相手も本音や言いたいことを言ってくれるようになります。
営業であれば、その会話の壁役となり、相手の気持ちをまとめてあげながら、本音を聞き出す、
その本音や不満に思っていることをあなたが売ろうしている商品はこういうことで解決できますよ、
と提案すれば、相手も聞く耳を持ちます。
税理士などの専門家であったとしても、相手が何を求めているか、常に聞く必要があります。
特に専門家が一方的に話してしまうと相手も委縮してしまい、聞くに聞けなくなります、
そして結局面談が終わったら、相手が聞くことも聞けないまま、不満だけが残ってしまいます。
あなたは大丈夫ですか?
話す割合 あなた:相手=6:4 or 5:5 or 4:6
どちらも話しすぎず、聞きすぎないという割合です。
会話のキャッチボールとしては良いと思います。
友達と話をするのなら、良いかなーと。
イメージはこんな感じですかね。
お茶をゆっくり飲みながら、リラックスして友人との会話を楽しむ。
これはこれで相手の胸襟を開いてぽろっと本音が出てくるかもしれません。
でも目的が相手の言いたいことを言ってもらって、本音や本心を聞き出すというものならば、
あなたの会話が多すぎてしまいます。
相手は話をすればするほど、本音や本心を話すことがあります。
なので、もっと相手に話をしてもらうことが大切です。
話す割合 あなた:相手=3:7 or 2:8
僕はこのくらいの割合をお勧めします。
この割合だと、相手がメインで話をすることとなります。
相手がメインで話をすることにより、言いたいことを言ってもらったり、その中で本音や本心、
不満を聞くことができ、それを解決する商品を販売できたり、適切な提案をすることができます。
では、メインで話をすることが重要なら1:9や0:10の方が良いじゃないのか?
という意見もあるかもしれません。
ただ、逆に相手が一方的に話しすぎてしまうと、その中での会話のゴールが見えなくなるのです。
この会話のメインは営業の人であれば、自社の商品を買ってもらう、
税理士などの専門家であれば、お客様の悩みについて適切に答えるということです。
そのゴールに向かって、お客様や取引先の一方的な世界に自分の考えであったり、自分の思いといった
ものを加味していって、自分の着地したいところに持っていくことが重要です。
なぜ、そもそもお客様や取引先と打ち合わせをしているのでしょうか。
その会話のゴールを常に忘れないようにしましょう。
でも、その会話のゴールは強引にしてはいけません。
お客様や取引先は強引に話をもっていっているな、と感じることができます。
無理に誘導することなく、相手の為を思って本気で考えていきましょう。
そうすると、きっとあなたの誠意を分かってくれます。
またこの会話の割合だと、あなたは会話の壁役の壁になります。
相手が思っているけれど、言語化できず、もやもやしている気持ちをまとめることができます。
僕は社長の壁役となり、一緒になって考える、ということが好きです。
また一緒になって成長していきたい、と思っています。
まとめ
会話の割合って、意識をしないとついつい話しすぎてしまうことがあります。
人はだれかに自分の話を聞いてほしい!っていう人が多いです。
良く言われる聞き上手な人は、コミュニケーションが上手な人な人だと思います。
会話の割合を意識して、相手の言いたいこと、本音、本心を聞いてみましょう。
記事を最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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