借り入れ

無借金は正義じゃない。借りないとしたならどのくらいあなたの会社が生き残れるか考えておく

無借金ってどう思います? と聞かれたり、無借金のまま経営していきたいです!といわれることがあります。ついこの間の打ち合わせでもそうでした。

無借金を目指すのは人それぞれですが、それに伴うリスクと対策は打っておかなければなりません。

 

融資看板

 

お金を借りたくないという気持ち

お金を借りたくない気持ちで一番強いのは使い道もない無駄なお金を借りて利息を払うのがもったいないという気持ちかと。

金利が1〜2%と低金利の世の中で1,000万円借りたとしても月の利息が2万円いかないくらだとしても日々電気代を数千円節約するために電気をつけないで太陽光などで仕事をするという細かい節約をしている人にとっては利息の負担は重いものです。

また借り入れをしてしまうとつい気持ちが大きくなり財布の紐がゆるくなり借金を繰り返しついには倒産してしまうのではないかという恐れもあるかもしれません。なかには借りるのは面倒でそんなことしなくても事業が回っているからいいやと考えている人もいます。

無借金でいくのか、借金をするのか最終的な判断は経営者のあなたの仕事です。あなたが自信をもってきめたことであればもちろんそのその通りいけばいいですが、ちゃんとデメリットを把握しましょう。

 

お金はすぐに借りれるか

デメリットはお金が借りたくなったときに借り入れができるかどうかです。

というのもお金を借りたくない人がお金を借りるときはお金が足りなくなったとき、いいかえると業績が悪くなったときです。(大きな前向きな投資でお金が必要な場合ももちろんあります。)

業績が悪くなって資金繰りが悪くなりお金が足りなくなったからお金を借りる。その考え方は当たり前といえば当たり前。お金が足りないからお金が必要となり借り入れをするのです。

ただ業績が悪くなった会社にたいして銀行がお金を貸すかどうかが一番の問題になります。それも今まで取引がなかった新規の会社に対して。

業績が悪くなったとしてもお金を借りることはできます。借りれる代表的な会社としてはいままで十分な利益を出していて利益のちくせきがちゃんとある会社です。

しかし借りれない会社もあります。それは業績がものすごく悪くなって倒産するのが目に見えている会社であったり、業界的に斜陽の業界で回復の見込みがない会社です。

そんなとても業績が悪い会社であってもすでに銀行と借り入れの取引があるなら銀行はお金を貸すときがあります。それがメインバンクとの関係です。メインバンクはあなたの会社にいちばんお金を貸しておりあなたの会社が倒産してしまってはとても困るのです。

なのですぐにダメだとひくのではなく、どうにかして業績を回復できないのかなどを一生懸命考えます。それはそうですよね、倒産してしまっては今まで貸したお金がまったく返ってこないんですもの。お金が返ってこないと今までもらっていた利息以上のお金が戻ってこなくなるので結果銀行の大損になることが多いです。いかに潰さないかなのです。

 

このようにすでに銀行と取引がある会社が業績が悪くなって借りるのと、いままで取引がない会社が業績が悪くなって借りるのとは大きく違うのです。

良く銀行取引は実績をつみましょうと言われますが、それは借り入れ金額が多くなるほかに、業績が悪くなったときの対策でもあります。

 

何ヶ月もつか、耐えられるかは常に意識する

もしそれでも銀行から借り入れをしたくないというのならばあなたの会社が売り上げの入金が月に一度もなかったとき、いまある資産で何ヶ月間もつかを考えておきましょう。

売り上げの入金がないという状況は簡単にあります。売り上げはこちらから仕事をして請求書をあげれば売り上げになります。しかしその売り上げの入金となると相手がちゃんとお金を振り込んでくれなければ入金というのはないのです。

もし売り上げ先が急に資金繰りが悪化してお金を払えなくなったらどうでしょうか。それもあなたの一番の売り上げ先だったら。。。

売り上げの入金がなかったとしても毎日あなたの会社をいじするために色々な経費がかかります。人件費、家賃、リース代、水道光熱費、通信費、、、、などなど毎日毎日あなたの口座からどんどんお金が出ていっていくのです。

売り上げの入金がなくなったときにすぐにお金が出ていくのを止められるのはどの経費かは把握しておきましょう。人件費はけっこうかかるものですが、正社員であったりはすぐにやめさせることはできません。アルバイト、パートや契約社員だからといって感情的に切りにくい部分もあるでしょう。

銀行から借り入れをしたくないというなら売り上げの入金が一度もなかったとしても会社を維持できるくらいの資産(主に現金)を持ちましょう。どんなに赤字であったとして現金があれば会社は倒産しません。cash is kingです。

ではどのくらいの現金をもたなければいけないか。

それはあなたが頑張って営業をして売り上げを新しくたてて、入金があるまでの期間です。業種、人によってその期間は違います。通常は2、3ヶ月とはいわれていますが、あなたが1ヶ月で死ぬ気で営業をして売り上げの入金を得られるというのなら1ヶ月分でも大丈夫!

でも会社の経営は一か八かのバクチではありません。ある程度の余裕をもった経営はすべきです。(余裕をもちすぎて会社がたるんでしまわないようにしてくださいね)

 

【今日の気づき】

引越しでドタバタしています。。。

余裕をもって準備をしていたつもりが後手後手に。 なんとか無事整理できました。

明日はいよいよ引越し。 今のところは1年半くらいしか住んでいませんが、新天地でどんなことが待っているか楽しみです!

 

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