ムダな経費削減、効率化の第一歩! 細かい金額も自分ごとにして意識づけをする

Suicaの自動チャージや光熱費の口座引き落としなど意識しないでもお金を払うことができることはとっても便利。しかし意識していないと余計な出費をしていることも多いです。

 

 

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自分ごとにして見える化することで意識づけする

今まで僕は会社勤めであったため電車賃というものにたいしてあまり意識をしていませんでした。何時にクライアントのところにいって何時まで打ち合わせ、そして次のクライアントまでは何分かかるから間に合うな、という時間だけの意識でした。

しかし独立してすべてお金を自分の財布から出すことによって電車賃の経費精算を会社にできなくなってから急に電車賃を気になるようになりました。

たとえば僕の事務所がある赤羽駅から横浜駅まで約45分でついてしまいますが、電車賃はなんと712円もかかってしまいます。往復すると1,424円です。一回の昼食をワンコインとすると3回分もかかるのです! 改めて意識するとびっくり。 今までは赤羽駅から横浜駅まで45分しかかからないから近いな、ということだけでした。

独立したさいに電車賃をapple payにしてから使うたびに携帯の画面に履歴とともに支払額が残るため見える化し意識づけができるようになったのです。(それまでは会社精算で他人ごとになっていたこと、自動チャージにしていたので意識しませんでした。)

たった712円ごときでとあなたは感じるかもしれません。しかしこの712円を意識づけするか、しないかでほかのお金の払いも意識するようになり、ムダな経費削減をすることができます。

あなたの自動引き落としされている1ヶ月分の経費を見直してみてください。義理で加入したけれどほとんど参加していない会費であったり、ほとんど読んでいない定期雑誌の購読料などが引き落とされていませんか? 1ヶ月1,000円かもしれません。でも1年間で12,000円、10年間だと120,000円にもなります。

あなたは12,000円を捨てますか?

 

ひとつの行動でふくすうの効果が得られないかを考えてみる

またどんな経費を払っているかを意識することによりムダな経費削減だけではなく、効率化も意識することができます。

というのも電車賃でいえばココにこの経費をかけていくならばこの用事とこの用事をつなげられるようにしよう、また購読料でいえばこの本を読むのならば明日から取り組める仕事で活かせることを3つ探そう、とひとつの行動でふくすうの効果が得られないかを考えるきっかけになるのです。

ムダな経費は削減し、必要な払いがあったとき、ただ払うだけではなく、その払いを最大限活かすことにもつなげていきましょう。

 

キャッシュアウトという事実

あなたの事業に利益が出てくると経費を増やして節税しようという考えが出てくるかもしれません。そうすると節税ということばのもとで必要とはいえない経費をついつい余計に払うことになります。

しかしちょっとまってください。

経費を払って節税したとしてもその経費を払ったということはお金が100%出ていってしまっています。

たとえば節税のために50,000円の交際費を使ったとしたら財布から50,000円が出ていってしまいます。その50,000円を払っての節税効果は50,000円×30%(仮定)=15,000円しかありません。15,000円の税金を安くするために50,000円を使わなければならないのです。

もちろん必要なものを買ったり、必要な人と食事に行ったり、必要な広告宣伝を行うのはOKです。ぎゃくにそれをけちって古い機械を使っていて非効率になったり、売上があがらなくなったりしてはいけません。

しかし節税対策だからといってムダな経費を払うことはやめましょう。

また利益が多く出そうだからといって決算の月に必要なものであっても大量にものを買ったりしないようにしてくださいね。

というのも税務調査がはいったときよく見られるのは税務調査がはいった直前の決算月前後2〜3ヶ月分です。そこで節税対策だからといって大量にものを買うとまだ使っていないものということで貯蔵品といわれ経費にならないことになります。とくに決算月の月末に購入したものは確実に聞かれるので注意しましょう。

税務調査で指摘されないコツは利益を予測しながら決算月近くに一気に買うのではなく、計画的に経費を使うことです。利益を予測するためには日々の経理、会計業務でちゃんと試算をすることが大切となります。

決算月過ぎてから慌てるのではなく準備をひとつひとつすると税務調査上でもメリットがあるのです。

 

【今日の気づき】

開業をするといろいろと足りないものがあることに気づきます。会社勤めでは当たり前のようにあった文房具類であったり、書籍であったり、会計ソフト、税務ソフトであったり、、、

足りないものを次から次へと買っていくといつのまにか口座の残高が減っていきます。ムダな経費というわけではないですがしっかり何に使ったか管理していくこと、見える化していくことで資金繰りなどをつねに把握する必要があります。

いかにその経費を把握するのを楽にするか、クラウド会計などもそれをおこなえるひとつの方法でもあるかなと。(最初の設定は面倒ですが、使い方次第で楽にできるものです)