社会保険をコストだけとは思わない。メリット、覚悟を決める
せんじつ飲み会で個人事業主のときでもあえて社会保険に加入していた、
という方にお会いしました。
(ここでの社会保険は厚生年金と健康保険をいいます。)
個人事業主だとつうじょう5人未満の社員の場合、社会保険の加入義務はありません。
(会社は社長一人でも強制的に社会保険加入です)
あえて入ることにより社員に安心して仕事をしてもらう、という思いと、このくらいは稼がなければいけない!という覚悟だとのことで頭がさがる思いです。
社会保険を単純なコストだけと思わない
個人事業主だと社員4人までは社会保険に加入しなくても大丈夫ですが、会社になるとそうはいきません。
社長といえども会社から給料をもらいます。
この給料に社会保険料がかかるのでけっこうな負担になります。
この負担からのがれようと給料ではない方法で会社からお金を抜くことはできません。
会社と社長であるあなたは別人だからです。
社長でも会社のお金を勝手にひきだして好きにつかってはいけません。経費にならないものにつかってしまうと役員貸付金となってしまい銀行からの借り入れにひじょうに不利になります。
自分の給料にたいする社会保険でも負担感があるのに社会保険に加入すると社員にはらう給料にも社会保険がかかってしまいます。
社会保険料は給与の額面に約28%(会社負担14%、給料をもらう人負担14%ずつ折半)かかります。月30万円の給料の人を雇うのに会社は月に約4万円、年間約50万円のコストが増えてしまいます・・・
コストだけみてしまうと喜んではらいたい!という人は少ないです。
でも社会保険をコストだけという面だけではなくプラスの面に目をむけてみましょう。
雇用維持、採用面に有利
プラスの面でいちばんに考えられるのは雇用の維持、採用についてです。
このまま日本はどうなるんだろう、生活していけるんだろうか、、、というひとが増えています。ベトナム、インドなどと違いこれからドンドンのびていく!成長しかない! という国ではないですから。
それは会社につとめ正社員となっているひとも例外ではありません。
その不安を解決するひとつの方法として社会保険というものがあるのです。
社会保険の負担はさきほど折半と書きました。この折半というものが社員にとって有利なことになります。月の給料30万円として社員は月4万円はらいますが、会社も月4万円はらっているので計8万円はらっていることになります。
それがのちのち年金として社員にもどってきます。(ちゃんともどってくるように国はちゃんとして欲しいですが。。。)
年金だけではぜったい安心!というわけではありませんが少しでも社員に安心して仕事をしてもらうための社会保険はひとつの策でもあるのです。
また採用面でも有利。
というのも会社として社会保険に加入することが義務ですがすべての会社が加入しているかというと加入していません。
とくにスタートアップの会社は社会保険に加入しているところは多くありません。スタートアップにとっては売上をまずあげなければ社長自身が生きていけないので社会保険に加入できる資金がない、ということが本音でしょうか。
そういった会社があるなかで社会保険に加入しています!というのは他の会社にくらべてあなたの会社を選ぶひとつのメリットになります。
おなじような会社があるなかで社会保険に加入していてちゃんとしている会社、当然のことをしている会社、社員のことを思っている会社ということをアピールすることにより一歩先に進めるのです。
社会保険ぜんていで売上を確保する
ひとを雇うあなたも社会保険ぜんていで売上、利益をかくほすることが大切です。
給料分の売上だけでは足りません。
ひとをひとり雇うには額面の給料だけではなくさまざまな経費もかかるようになるのでそれに見合った売上、利益を狙いましょう。
それを意識することにより冒頭でかいたような方のように覚悟がついてきます。
ひとり雇うにはこのくらいの売上をかくほしなくては、さてどのようにかくほするのか。
ひとは目標がなければ動きません。それをやる意味です。
目標とともにやる意味をつけることに行動に移れるようになります。
ひとをひとり雇うにはどのくらいの売上をあげればいいのか、利益はどのくらいかくほしなければいけないのか、勉強してももしわからなければ税理士に聞いてみましょう。あなたが思っているより売上、利益がなくては維持できないことが多いです。
ひとを簡単にやめさせることができません。またひとをやめさせて新しいひとをすぐに雇うことも難しいです。
拡大は簡単ですが縮小は難しく、いちど雇うにはそうおうの覚悟が必要です。
会社としてどのくらい人を雇えるのか、給料を払えるのかのものさしはもっておきましょう。
【今日の気づき】
この暑さです。いろいろな場所で、野外イベントがやっています。
とくに僕が好きなイベントはフードイベントですが、暑すぎると行こう!という気持ちがうすれてしまいます。
開催時間が11時から18時までという暑さが本格的なときの時間だからかもしれません。
あえて7時から10時まで、18時から24時まで!という暑い時間をのぞいたイベントに行ってみたいです。
朝7時からのイベントに行くなら6時前に起きなければならないの1日が長く感じることができお得ですしね!
【7月、8月のセミナー情報】
ひとをどのくらい雇えるのか、給料をどのくらいなら払えるのかという基準はありますか?
2割の数字だけ頭に入れれば8割の経営判断ができる便利なお金のブロックパズルというツールがあります。
これだけ知っていれば決算書なんてよめなくて大丈夫!(お金や数字のことは苦手だな、、、という方向けですよ!)
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