注意!MFクラウド会計 前期決算の入力制限することを忘れないように!!

自社で領収書、レシートなどを入力をしてチェック、決算書作成は税理士などの専門家がやる、という体制にしていることも会社も多いです。あなたの会社もそういう体制にしていませんか? 入力から全部税理士にお願いしているケースは別にして自社で入力をしているならば注意が必要です!

 

目次

MFクラウド会計での前期決算の入力制限はこうする!

MFクラウド会計を使っていて前期決算の入力制限をしていなかったことからちょっとした問題があったのでその防ぎ方をお伝えします!(MFクラウド会計の使い方ガイドに載っていますが知らなかったことと、同じようなミスをほかのひとにはして欲しくないので、、、画像は使い方ガイドからお借りしています。)

まず、会計を繰り越すためには、下の図でもあるとおり、「決算・申告」→「次年度繰越」を選択します。

そしてその決算で次の決算に繰り越していきたいデータを選択します。

そしてその次がポイントです!

この仕訳入力を制限するというところにチェックを絶対にいれてください!!

え?そんな簡単なことって思われるかもしれません。でもついチェックを忘れてしまう、またまだ決算月をすぎただけなので前の決算を決算をしめるときに直すこともあるかも、ということでチェックをしないこともあります。

あえてチェックを外して繰り越すということは良いです、でも申告をしたならチェックをいれるということを確実にすべきです!

 

決算をしめたら忘れずに入力制限をしよう

今回ことが起こった先のクライアントは自社でレシートなどの入力をしていた真面目なクライアントでした。

真面目なクライアントなので決算をこえて次の月になったときに会計の自分で繰り越しを行なって最新のレシートなどを入力していきました。

日々最新の経営数値をみたいからでしょう。とても素晴らしいです!

決算の次の月を入力するには決算をちゃんとしめてからにしてください、決算がしまるまで決算の次の月を入力しないでください!という税理士もいます。それだと決算がしまるのが決算の2ヶ月後になるのでそのときだけ数字がとまってしまって最新の経営の結果がわからなくなってしまいます。。。

クライアントは決算の次の月をいれたいために会計の繰り越しを行いました。(会計ソフトについて詳しくない方のために説明しますが、決算の次の月をいれるためには繰り越しという作業を行い、次の決算期にデータを写さなければいけないんです)

そのときちゃんとお伝えできていなかったのが失敗なのですが、そのクライアントは繰り越しをするときに「前期以前の会計入力の制限をする」というボタンをチェックせずに繰り越しをしてしまったのです。(引き継ぎをうけた案件なので税理士側が修正する可能性もあるからといってあえてチェックをしなかったのかもしれません。)

そのあとなにが起こってしまったかというと、決算をしめて申告をしたあとにその決算をいじってしまって申告した内容と数字が変わってしまっていたのです。。。

クライアントはなにか決算をしめた年の数字を見なければならない状況になり、そのとき数字を間違えていじってしまったのでしょう。

すぐに気づいたので事なきは得ましたが、これに気づかずその次の決算をしてしまっては大変なことになってしまうかもしれませんでした。

入力制限をかけることはとても大切なことなんです。

 

もし前期間違った決算で申告してしまって銀行に決算書を出してしまっていたら

銀行に間違えた決算書を出してしまってその後間違ったことがわかったら修正することはできるのでしょうか。

けつろんをいうと、間違った決算書を出し直すことはできません。格付けは間違ったままになってしまうのです。。。

というのも決算書の数字は前期にさかのぼって直すことができず、間違いがわかったときの年の決算書で間違いを正すということが決まっているからです。

格付けは決算書をベースにその会社の評価が決まります。決算書を直せないということは間違ったままの評価になるのです。

評価をしなおすという意味では間違いがわかった年の決算書で帳尻をあわすときに評価がもとにもどったりします。

しかしそれまでは間違ったままの評価なのです。。。

それでも諦めないでください。

間違いがわかった時点で銀行に伝えることによりそれを加味して会社を評価してくれることもあります。決算書で格付けの評点は自動計算されます。そこは変えられません。

しかし稟議書でその会社の評価内容、銀行担当者の意見をかくときにその間違ったことを考慮にいれてくれて評価を正しくしてくれることもあるのです。(逆にいうとちゃんと説明しないと間違ったままの評価になってしまいます。)

そこで大事なのは銀行員との情報交換、コミュニケーションです。

銀行員も鬼ではありません。むしろあなたの会社にお金を貸したいとも思っています。お互い理解を深めることによって借り入れもスムーズにできますよ!

【今日の気づき】

ぶじにうちの妻が退院しました。

その妻の見舞いにいろいろな人が来てくれましたし、来られないにしても心配してくれました。命に別状がない、1週間くらい入院すれば退院できる病気であるにも関わらずです。

人との繋がりって大切なんだな、、、と実感しました!

感謝です。 いつか恩返しを、と胸に刻んでいます。

 

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