利息、保証料なしで銀行から借り入れができる!? 創業の融資は準備をすることがなによりも大切です

なんと城北信用金庫がすごい融資のキャンペーンをやっています。

写真で書いているとおり、利息ゼロ、保証料もゼロなんです。(写真では期限がすぎていますが2018.4月以降もこのキャンペーンをやっていることを城北信金に確認済です。)

※正確には城北信金は信用金庫であり銀行とは異なりますがここでは銀行ということで統一します。

 

 

目次

銀行でお金を借りるとどんな費用がかかるのか

つうじょう、銀行でお金を借りるとなると利息はもちろんのこと、まだ事業としての地盤がないと保証協会という国の機関の保証をつけなければ銀行は貸してくれないため保証料がかかります。

お金を借りるときは利息+保証料がかかるのです。(銀行によっては借り入れの事務手数料が別途初期費用としてかかる場合があります。あと細かいところでは契約書の印紙代などはかかります。)

銀行は営利団体でありお金を稼がなければつづけられません。その銀行のお金を稼ぐ手段としてお金を貸して利息をもらうことにしているのです。

この利息というお金を稼ぐことを捨ててまでもお金を貸す先を探しているのです。すごい先行投資。

金利が下がっているとはいえ、利息をゼロにするのはみたことはありませんでした。(もと銀行員の立場からみても衝撃的です。。。。)

それを利息をゼロにし、関係を作ることによって今後長い付き合いをしてもらいたい、またお客様にメイン銀行にしてもらうことによって次に借りる時はその銀行で借りて欲しいという気持ちでしょう。(インターネットバンキング、振込手数料、ATM利用料などの周辺業務の収益(=役務収益)も狙っています)

創業での借り入れでお世話になって事業がうまく回り出したらその銀行のことを大切に思います。なにせさいしょに借りたところだと思い入れもありますしね。

いっぱんの事業会社では先行投資でサービスを無料にすることもありますが、銀行も利息をゼロ円という作戦も出してきました。(税理士業界でも税理士顧問契約を結んでもらう代わりに設立費用を負担するというところもあります)

 

準備をすることで有利に

この城北信金のキャンペーンを利用するには区の制度融資を利用しなければなりません。

でも区の制度融資を利用することになると借り入れの審査が長くなってしまいます。というのも創業での借り入れを考えるとき日本政策金融公庫というところも考えますが、その日本政策金融機関よりもこの制度融資をつかって借り入れするためには1ヶ月間くらい余計に時間がかかるのです。

というのも日本政策金融機関で借りようとすると借り入れの審査を行うところは日本政策金融公庫のみですが、区の制度融資になると、借り入れの審査を行うところが区と保証協会と銀行と3カ所になるから。

創業の場合、すぐにお金が必要なことが多いです。事務所の家賃、敷金礼金、備品を揃えたり、広告宣伝にもお金がかかります。お金を借りるのに時間がかかるとそれだけ事業の立ち上がりが遅くなってしまいます。

そのお金を借りる時間を早めるために行うべきことは準備です。

その準備も創業してからではなく創業前に行うことです。この創業前の準備をより早く、かつ固められるかによって創業のスタートダッシュを行うことができます。

制度融資だとまず市区町村にお金の借り入れの相談を行い、その後銀行に借り入れの申し込みをして保証協会の審査になります。

これを創業後だと時間がかかるので、創業する前に市区町村にお金の借り入れの相談をして必要な資料、今後に流れを聞くべきなのです。さらに銀行にも創業したらすぐにお金を借り入れできるように相談するともっと早まります。

慣れている人ならばなにが必要なのか、どうすれば借り入れの審査が通るのかがわかるので創業したあとでもいいですが、創業の借り入れは慣れていないのがふつう。ならば相談にいくべき。

市区町村、銀行ならば無料で相談に乗ってくれます。土日祝日はふつう営業していないので勤めているひとで土日祝日にどうしても相談したいのならば土日祝日でも相談を受けてくれる専門家に相談することをおすすめします。たしょう費用がかかったとしても創業後にうごいて時間がかかるよりもトータルでみると得になります。

準備をすることでより有利で負担がなくスピード感がある借り入れができるのです。(また準備をして情報収集することにより城北信金がおこなっているキャンペーンをみつけることができます。)

 

制度融資ってどんな仕組みになっているのか

ところであたりまえのように区(行政)の制度融資と書きましたが借り入れの仕組みを図にすると下記のようになります。

保証協会、区も使わない借り入れのとき。保証協会のようなほかの機関の関わりがないので、プロパー融資ともいいます。このプロパー融資が受けられるようになればあなたの事業の信用は高いです。

保証協会をつかうとき(区はつかわない)、創業期などでお金を借りたいひとの信用が少ないので銀行はお金が返ってこないリスクを減らすために保証協会をつかいます。保証料はあなたの事業のリスクや借り入れ金額、期間などによってさまざま。つうじょう利息と一緒で借り入れ金額が少なければ少ないほど、借り入れる期間が短ければ短いほど保証料は低くなります。

制度融資はさらにもうひとり登場人物が増えます。区(行政)です。区は管轄内の事業を活性化させ、将来的な税収を増やしたり、人の雇用を増やしたりしたいため税金を投入して利息や保証料を負担し、あなたが払うお金を減らし支援するのです。

制度融資はそれぞれの市区町村によって負担の金額も違います。それは市区町村の税金の使い道が違うから。創業を考えているときはそれぞれの市区町村の制度を調べてより有利な制度融資をやっているところで事業をすることも考えても良いかと。

【今日の気づき】

昨日、経理部長業務を行なっている外資のクライアントさきにご訪問しました。

親会社は海外なのでその親会社に報告する資料を作成しているのですが、それは全部英語です。

英語はあまり得意ではないので英語でのコミュケーションはできないのですが、共通の限度として数字があります。数字は世界共通の言語なので数字でのコミュニケーションがとれるのです。

数字力を磨くのと言語力を磨くのは効果はいっしょです。それを改めておもいました。

(でももっとコミュニケーションをとりたいので英語もあらためて磨いていきたいです。)