ひと味違うを目指す覚悟〜この変化の早い時代のサバイバル術〜

松屋の新商品であるガリたま牛めしを食べてみました。(ずっと食べたかったのですがニンニク醤油ということでなかなか食べられませんでした。。午後にアポイントが1件もないということがほとんどないもので。)

「柔らかく煮た牛肉にガツンと効いたニンニク醤油と生玉子の相性は抜群!コリコリとした食感のザーサイも入ってアクセントに」

といううたいもんくです。美味しそうじゃないですか? 食べてみた感想としてはニンニク醤油が松屋の牛めしとあっていて相性抜群のもんくにいつわりなし!という感じです。また食べても良いなーと。

でも改めて考えてみるとこの新商品はいつもの松屋の定番商品である牛めしにニンニク醤油をひと味加えただけのものなのです。それなのにここまで美味しくなるとは、、、このひと味違うということは今の仕事とつながることでもあります。

 

目次

なにも違わないと埋もれてしまう怖さ

いろいろなものが価格や買いやすさといった商品にとってかわられてしまっています。たとえばとっても良い商品だなーと感じていたのものがいつのまにか100円ショップでも似たようなものが売られてしまっている状況です。

同じ商品があるなら高いお金をださず100円ショップで買いたいと考えるのが普通。大手企業の体力ならばマネをされても戦っていけるかもしれませんが体力のない中小企業では難しいです。(僕みたいに個を目指すひとはとくに。)

売り物について安いものとはひと味違うことを見せなければ当然売れません。売り物はものであればそのものを、コンサルやデザインなどのアイデアといった人であればその人にひと味を加えるのです。

いまの時代はつねにいろいろな新しいものができてもすぐにすたれてしまいます。時代に飲み込まれていく怖さというものがあります。それは将来的になくなるといわれている税理士の仕事だけではなくどんな業種にもいえること。その怖さに立ち向かわなければなりません。

まったく違うとなると受け入れられにくい

しかし違うといってもひと味ではなくまったく違う味では受け入れられにくいです。それは受け入れるがわの準備が足りないからです。いきなりいわれても、え?なにそれ?で終わってしまいます。

まったく違うものを売る場合はいきなり売るのではなくアイスブレークのように前置きのトークが必要なのです。

なぜそれがお客様に必要なのか、なぜあなたがそれをお客様に売るのか、など丁寧に説明しましょう。お客様がイメージできる似ているものがあればそれを合わせて見せることによりお客様の準備がよりスムーズになります。

まったく違うものを売るということはハイリスクハイリターンなことでもあります。たとえばapple社であればiphoneといった世の中にない新しいものを提供することにより一時代をきずいています。

しかしまったく違うものは世の中に必ずしも受け入れられないこともあります。(というか、新しいものは受け入れらない可能性が高いです。なので新しい会社がつねに起こり、うまくいかず廃業も多いのです。)

このまったく違うものを売りたいという気持ちも持ちつつすぐにできることとしては常に今あるものから軸をずらしてひと味違うということを意識することです。

ひと味違うことを自分に課して成長する

ひと味違うことをつねに意識することは簡単ではありません。修業です。それもそうです。そのまますでに世の中にあるものを横流し、マネをする方が楽ですから。

しかしまねっこだけでは価格競争にのみこまれてしまいます。価格競争はつらいです。経験はありますがつねに価格のたたきあいとなります。しかも以前は安かろう悪かろうが通用していましたが今はシビアです。安くてもお金を払っているのだからこういうサービスも当たり前、一定の水準はなければならない、というリクエストも多くなっています。

その価格競争のなかに飲み込まれないようにするにはひと味違うということを常に心がけ、磨いていき、お客様に提供し続けることだと考えています。

あれ、この人なんだか違う、、、、あれ、この商品なんだか違う、、、

という気持ちをつねに意識しています。

これをただ説明するだけではなくどうやったらもっとわかりやすくなるだろうか、どうやったら行動してもらえるだろうか。。。お渡しする資料だけではなくお話しする順番もより良いものを考え、お客様の反応次第でつねに変化させる。観察力、瞬発力も必要です。

それらを意識して自分に修行として課すことにより成長していくのです。(というより、成長させなければ生き残れない時代になりました)

また周りの人はなんでそんなことやるの? そんなこと意味がないのに、、、といってくるかもしれません。外野は外野です。危機感をもって変わることに臆病にならないようにしていきましょう。

【編集後記】

昨日に引き続き横浜事務所の引越し作業中です。

ですが搬出中のため、搬出先の新事務所にて待機組の僕としてはとっても暇になってしまっているのでその勢いでこのブログを書きました。

自分の意識している記事のPV数はほかの税金や借り入れの記事よりも少ないです。

まあそうですよね。できる限り読んでいる人のために、、、と書いているブログですが僕が意識していることについては読んでいる人(お客様)の悩みを解決する即効性があるものではないですから。

ですが僕が常に意識していることを書くことにより僕の考え、スタンスをわかってもらいもっと身近になってもらいたい考えもあります。