経費になるかの簡単チェックはこれ。第三者目線をとりいれよう

経費になるかどうかの判断ってむずかしいときがあります。

ある程度の人数がいる会社だとその会社の経費ルールがあるため判断はそれに従えば良いですが人数が少ない会社や個人事業主ではそのときそのときの判断になってしまいます。

経費になるか判断をまよって時間をかけるのは時間がもったいないので簡単に経費かどうか判断できるポイントをお伝えします!

 

目次

周りの人に話してみる

ズバリ経費かどうかの簡単判断ポイントは

第三者に使ったレシートをみせてなにに使ったか話します、そしてその第三者が「え?それって経費になるんだ。。。」とハテナマークが出ていたら経費ではない

ということです。

そのときの第三者は会社経営者なかまではなく会社に関係ない一般の人で常識ある人にしましょう。一般人の常識的な考えってじつは意外に重要なんです。とくに出張旅費などの特殊な経費ではなくなにかものを買った、あげたなど一般的なものにたいする判断のとき役に立ちます。

たとえば京都に遊びにいった場合の交通費やホテル代などを経費にしていると第三者に言ったときどんなことを言われるのでしょうか?

え?遊びでしょ? そんなの経費になるの?

ということを言われるでしょう。

また実家が鹿児島で鹿児島への往復航空券を経費にいれるとなるとどうでしょう?

え?ただの帰省でしょ?

と言われる可能性が高いです。

もちろん京都や鹿児島にお客様がいてそのお客様のところへ訪問するための経費ならば大丈夫です!ただ経費にはなるのですが税務調査がはいったときに観光ではないのか、帰省ではないのかと根掘り葉掘り聞かれる可能性かあります。(高額なら高額なだけよりに) その対策としてどこになにをしにいったのか日報などの記録をちゃんとつけておきましょう。

またたとえば自分で仕事帰りに疲れたからといってスパや温泉に行って経費にすることもできません。仕事で疲れたから良いでしょう? ではないのです。売り上げに関係しなければ経費になりません。第三者に聞いてもそれって売り上げに関係ないのでは、、、といわれるのがオチです。

そして経営者のなかまに聞かないというのはちゃんと理由があります、経営者なかまだと「あー、それなら経費にいれているよ。全然みつからないから大丈夫!」という目線で経費を判断してくるときがあります。それこそ家族旅行代も経費に入れたりすることも。

でもこれって税務調査でみつからなかったためで大丈夫だったということではありません。(ほかに大きな論点があって税務調査官はそこまでチェックする時間がなかっただけかも。)赤信号みんなでわたればこわくない、にならないようにしましょう。あなたがやったら見つかるかもしれません。(その経営者なかまも明日には税務調査で指摘されているかも)

一人社長であったり社員がすくなく経理を社長がみずからやっているときはついつい税金を払いたくないからかなんでも経費にいれてしまいがちです。確定申告したときには税務署は書類をうけとっただけで中身をみておらずあとから(ときには数年後)指摘されることもあります。

どうせわからないからいいよーと経費にいれてしまうと麻薬のようなもので本当は経費ではないので経費にいれることが当たり前になってしまいます。第三者の視点をいれることにより安心して堂々と経費をいれましょう。

 

レシートを集めすぎない

え?そんなことあるの?という話としては税金を払いたくないからかレシートを集めてきてしまう人がいました。

いやもちろん自分のを集めるのはいいですよ!というか自分が使ったレシートは捨てずにちゃんと保管しておきましょう。ここでいっているのは自分が払っていない(他人が払った)ものを自分が払ったということで経費にしてしまうことです。

まだかわいいケースとしては複数人で食事をして食事代はワリカン、でもレシートの合計は全員分でそれをすべて経費にしちゃうということです。ワリカンにするとひとり4,000円、5人でいったから合計20,000円、自分は4,000円しかだしていないのに20,000円のレシートが手に入るという方法。税率が30%だったら合計20,000×30%=6,000円分の税金がやすくなるため、6,000円>4,000円となりその食事をしただけで6,000ー4,000円=2,000円トクしてしまうのです。

これは経営者ではないサラリーマンと飲み会にいくと良くあること。というものもサラリーマンはレシートがあっても経費として使えないから。でも経営者たちの飲み会にいくとワリカン分の領収書をそれぞれ用意してくれるのでちゃんとしています。合計金額のまとまったレシートをもらったとしても自分のぶんだけ経費をいれるように調整しましょう。

またやりすぎなケースとしてはレシートを友だちなどから集めてしまうケースです。これは架空経費となり脱税です、絶対にやめましょうね。自分が払っていないものを経費に入れると決算書の数字がおかしくなるからわかってしまいます。くわえて自分がいっていないレシートだと日付や時間次第では自分がなんにんもいなければ説明がつかないレシートも出てきてしまいます。(たとえば渋谷と小田原で同日のレシートがあったなど)

これだと最悪。。。あなたはなんにんいるんですかと。税務調査中に1枚でもそういうレシートが出てきてしまうと他のすべてのレシートもあやしく感じてしまいます。ひとつひとつのレシートに対する追求がさらにきびしくなるのです。

 

架空経費だといわれたら、、、

そして架空経費だとみつかってしまったら大変。まちがえました、といって延滞税を払うレベルですまされません。

というのも架空経費は自分からあえてやらなければできないものであり意図的なので罰則もきびしいのです。

罰則としては延滞税だけではなく重加算税というものもかかってしまいます。

どのくらい架空経費といわれたら税金を多く払わなければならないのでしょうか。

たとえば300万円の架空経費といわれてたとします。300万円に対して税率30%とすると税金を90万円払わなければならなくなります。その90万円にたいして35%の31.5万円の重加算税がかかります。くわえて延滞税が年利8.9%(2ヶ月以内までは年利2.6%)もかかります。。。さらに税務調査がこんごはいりやすくなるいわゆるブラックリスト入りするのです。

ふんだりけったりになるので架空経費は絶対にやめましょうね。

 

【編集後記】

この土日で横浜事務所が移転になります! 今日も明日も引越しのため出勤です。

僕の立ち位置は会社の役員なので休日出勤代は出ません! Tneサービス残業!笑

横浜事務所のため頑張ります。

(あー、じぶんの引越しもしなければならないのになー 引越しフィーバーです。)