税理士に任せっきりでちゃんと法人の節税できていますか?

 

「税理士さんのいいようにやっておいて」って言ったことありませんか?

僕もたまには聞く言葉ですが、税理士は社長から言われるケースがあります。

 

目次

まかせっきりではときに問題が。。。

 

それって社長にとって便利で楽な言葉であるかのように思いますが、

実は本当に税理士さんのいいようにやられてしまって、

会社が使える節税対策を使われていないことがあります。

 

信用しているし、国家資格なのにそんなことする人いるの!?

と思うかもしれません。

 

しかし、税理士変更で前の税理士が作った決算書を見ることがありますが、

たまーに『あ、あの規定を使っていない。。。』と見つけてしまうこともあります。

 

そういうことってなぜ起こるのでしょうか。

 

ひとつめは税金の法律である税法は毎年いろいろと変わっていくから最新の税法に追いつくのが大変なんです。
(まあ、それが仕事ですが。。。)

ふたつめは簡単に使える節税策ならば良いですが、複雑な集計を行う必要があるもの、
難しい税法を読み込んで適用できるか考えるものなどがあり、めんどくさいのです・・・

 

特にふたつめは大問題です。
(税金の控除を受けられる特別な規定は税理士が言わなきゃ分からないという問題があります)

 

またこれらふたつのどちらの要因にしても十分な節税ができていないことは変わりません。

しかも社長は知らずに会社の決算はそのままというケースが多いです。

 

それはそうですよね。

信用している税理士が自分の会社のためにいろいろと策を打っていると思っているからです。

(実はこれを書いていて自分でもプレッシャーを感じています。
日々十分な対策は行われているか、これ以上なにかできることはないか、と考えています。
そのプレッシャーや不安を少しでも減らすために、常に情報収集し勉強するんですけれどもね)

 

こういったことを防ぐために税理士のセカンドオピニオンということも大切です。

医療の分野ではよく聞く言葉になりますが、他の税理士に見てもらうことで

漏れがないかの確認をすることができますし、

正しいと判断されればいまの税理士の正しさを再確認することもできます。

(セカンドオピニオンは最初に診断したお医者さんにはもろてをあげてウェルカム!

というわけではないのと同じで税理士としてもウェルカム!という人は少ないです。

信用されていない、粗探しをされているって思うからです。

ですが、その税理士が100%正しいかは分からないのでふあんであればセカンドオピニオンは

良いかと思います)

 

素人だとしても分からなければ質問すべき

 

税理士さんのいいように、という専門家任せにしてしまう気持ちも分かります。

税金や会計って面倒ですし、分かりにくいですもんね。

 

税金の話だったり、会計の話はふだん触れていないと難しい内容も出てきます。

そんなとき考えることが面倒になってつい専門家に任せてしまうときに出てしまう言葉だと思います。

 

特に何年もその会社の税務顧問を行なっている場合、信用されているというプラスアルファ

の要素も含めて言われやすいです。

間違いが多くあまり信用できない専門家が作った資料ならば

分からないなりにもチェックをしようと思うと思います。

(まあ、そもそも信用できない専門家には仕事をお願いしようと考えないですが。。。)

 

面倒だから、分からないから専門家と契約していると思います。

でも、自分の会社であれば分からないなりにも分かろうとすることは必要かなと。

 

もちろん細かい税法、処理をわかる必要はありません。

 

そこに時間をついやすよりはその細かい部分は専門家に任せて、

会社の方向性や経営方針、営業戦略、トップセールス等、社長しか行うことができないものに注力すべきです。

 

しかし会社の大まかな会計のことであれば社長は知るべきだと思っていますし、

興味を持って理解しようとすれば理解できる部分も多いです。

 

ちなみに税金の話だと分かりにくい部分もありますが、根本的な考え方を覚えておくと良いです。

一例をあげるとすれば、法人の経費となるものは法人の事業で必要となったから支払ったもの、が原則であり、

プライベートで使用したものは経費になりません。

また、法人で利益が出て儲かった人は法人税を支払いますし、

贈与があった場合にはものを受け取った人が得をしているので、ものを受け取った人が贈与税を支払います。

(税金を負担できる能力=担税力といいます)

 

根本的な考え方を持ちつつ会社を運営して、細かい論点があれば専門家がお手伝いする、

というのが良い関係かな、と。

僕を含めて分かろうとしてくれる人に話すのと、分かりたくもないと思っている人に話すのでは

労力も違いますし、話す気力も違います。

やっぱり反応がある方がやりがいもあります。

 

一緒に考えてもらうようにするのも実力

 

でも「税理士さんのいいようにやっておいて」って言うのは社長が悪いわけではなく、

税理士側にも原因があります。

ただでさえ分かりにくく、難しい専門用語がある税金や会計の話をそのまま話をされてしまうと誰だっていやになります。

 

難しいことを難しく伝えるのは簡単です。

難しいことをいかに簡単にわかりやすく、

その人の身近にあることに置き換えて説明することにより抵抗感なく話を聞いてもらえます。

 

社長としては任せっきりではなく確認し理解しようとすること。

またいいようにしてって伝えたしても結果をどうしたのかをちゃんと聞いて確認することが大切です。

そして分かりやすく説明してくれる税理士を探すのも手ですよ。

 

【編集後記】

今週は木曜にお休みを取るよていのため、週末は夢の4連休!

10月にできなかったことがたまっていたため、いろいろと行いたいです。

でも行うことの予定を立てておかないと一瞬ですぎてしまいます。。。気をつけなくちゃ。

 

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