「若い」と言われる。あり方は自分次第。長所にも短所にもなる。
先日、新規のお客様と面談していた際に言われてしまいました。
「年齢、いくつですか?」
という言葉を。
32歳です。って答えると、
「すごく若いですね!」
というやりとり。
お!このやりとり、またキターーーって思いました笑
このやりとりは初めてではなく、新規営業の4回に1回くらいはこのやりとりがあります。
口に出さないだけで思っている人を含めると全体の半分くらいの人はおもっているのかもしれませんね。
(あ、このときのお客様とはちゃんと顧問契約してもらいました!笑
分かりやすい説明ですね!と面談中言われたことはうれしかったです。)
若い=頼りない?
どんな意図があって「若いね」という質問になるんでしょうか。
僕はおそらく2つの意図のどちらかなのかなと考えています。
ひとつめは、思ったより若い人し何歳なのかな、という単純な興味
ふたつめは、若いひとだけど、経験は大丈夫かな、という不安
どちらも思っているということもあれば、どちらかひとつだけ思っているということもあります。
税理士の平均年齢は約65歳前後と言われており、世間の感覚では定年かなという年齢です。
それに加え僕の肩書が支店長という肩書であることから世間の感覚とずれてくる要因でもあります。
また人が相談したくなる相手の年齢というのは5歳-10歳年上くらいが相談しやすいです。
(年上すぎると経験はあるけれど感覚が合わない。年下だと頼りなく感じてしまう)
とすると、相談してくるお客様の年齢層(うちの会社の場合)が30~50歳までが多く、
そのお客様からすると、年齢と肩書が自分が思っているよりも違う人が出てきて質問したくなるのです。
僕も見た目で舐めれてはいけないと考え、年齢を少しでも上に見せようと努力をしていました。
例えば、眼鏡をかけたり、税理士バッジをつけたり、スーツをスリーピースにしたり、
声をできるだけ低くしあえてゆっくり話したりと、涙ぐるしい努力をしていました(苦笑)
(あえてゆっくり話すことは今でも必要な技術だと感じています。聞き取りやすいですからね。)
でも途中で自分の見せ方について違和感を感じてきました。
若い=良い に変える
その違和感ってなんなのでしょうか。
無理に自分を見せてしまっている、相手に嫌がられたくないから
強がっているという気持ちかもしれません。
でも僕は違和感を持ち続けながら仕事をするのがいやだったので、
あえて自分の年齢を高めに見せることをやめました。
するとどうでしょう。
今までのお客様顧問成約率と高めにみせることをやめた後のお客様顧問成約率は変わらなかったのです。
むしろ自分らしさを出すことができ、楽にお客様と話をすることができ、
自分が精神的に楽になったことを考えると、年齢を高めに見せていたときよりも良いのです。
もちろん適材適所の見た目というのも大事です。(TPOですね)
でもそれで個性がなくなっては魅力がなくなり、その人に相談しよう!という気持ちも薄れてしまいます。
若いなら若いなりに年齢を重ねた人よりも強みを出していける部分はあります。
例えば、
1、スピード感
年齢とともに腰が重くなってきます。
(僕も10代や20代のときよりも。。。笑)
若いと、即実行!と心がけることにより、スピード感がある対応ができます。
社長が聞きたいと思って質問をした内容が2、3日後に回答が来るということでは
社長が会社の方向性を決めるに決められずイライラしてしまいます。
時代の流れが早い今ではそれが損失に繋がるかもしれません。
2、IT技術
これは税理士業界ではあるあるです。。。
「クラウド会計ってなに? わからない、、、それっておいしいの??」
というレベルではなく、メールを使っていなくいまだファックスのみ。
PCは一人1台ではなく、複数人で1台使用している。
会計ソフトに入力する前に伝票を一枚一枚書いてからそれをもとに入力している。
という事務所もまだまだ多いです。
(確定申告書も電子ではなく、郵送で送っている事務所もありますが、
それってデメリット比べてどこまでメリットの方が上回っているのかな、、、と)
IT技術を使うことにより、さまざまなコストが削減できるとともに時間も効率化し
時間があればチャレンジしたかったことにどんどんチャレンジすることができるようになります。
税理士側がIT技術が足りないから、会社としても最新のIT技術を使用することができない。。。
そんな声はとくにクラウド会計を前向きにチャレンジしてみたい会社から聞こえる声です。
クラウド会計は一長一短ありますが、メリットもあります。
税理士と会社の仕組みを一緒に変えていくと思っている以上の効果が出る場合があります。
IT技術の波が来ることにより仕事がなくなる、、、というのではなく、それを使って
上手くこの世の中を泳いでいくっていう考えが重要です。
(じたばたしてもIT技術の波は来ます。黙って飲み込まれるのではなく波に乗っていきましょう)
3、成長意欲
年配の税理士は経験が豊富だから頼りになる!
っていう意見を持つ人が若い税理士を嫌がる傾向があります。
でも経験が足りないとわかっているからこそ、若い税理士は成長したい!もっと勉強していきたい!
という気持ちがあります。(すくなくとも僕には笑)
税法はその時代時代に沿って毎年のように変わっていきます。
とくに税金の優遇を受けられる税額控除については期間が設けられていて使える期間が短いのもあります。
わざわざ使うのも面倒なものもあります。
それを早い段階でキャッチアップすることにより会社の税金を大きく減らすことができます。
(税額控除って税理士側から言わないと会社は分からないものです。。。
そういった意味でセカンドオピニオンっていうのは重要だと思います。)
4、柔軟な考え方
経験が豊富だと経験に頼り切ってしまうこともあります。
経験は本当に大切だと思いますが、法律も色々変わっているためそれに柔軟に対応することも大切です。
ビットコイン、FX等いままで考えられなかった経済活動が増えている中、
凝り固まった考え方ではなく、時代時代に合った考え方をする必要があります。
5、お付き合いできる期間の長さ
人の人生は有限です。
その会社の歴史を昔から知っていることは社長としても説明をいちいちしなくて楽だと思います。
若い税理士は社長と長い間お付き合いすることができます。
会社の良い時も悪い時も知っているパートナー、社長の社外No2となり続けられるのです。
あり方をどうするかは自分次第
と、いろいろ若い税理士と年配の税理士を比較しましたが、
年配の税理士の方を批判したいわけではないです。
比較される対象と自分なりの強み、あり方を出すために「若い=良い」を考えてみました。
若いということで決して卑屈になるのではなく、それを強みに変えてお客様が
僕を選んでくれるメリットを出していきたいと思っています。
数多く税理士がいる中で、僕を選んでご契約していただけるお客様を最大限満足していただきたいです。
【編集後記】
今日はおでん種を買いに行くため、朝から清澄白河へ!
美味しいパン屋さんやケーキ屋さんもあって良い街ですね。
あとなによりコーヒーの聖地化しており、行くたびに色々な発見ができる楽しいところです。
記事を最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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