人手不足を乗り切る! パートさん活用方法!

 

人手は足りていますか?

足りていないですよね。。。うちの税理士業界もご多聞に漏れず、人手不足と言われています。

 

今年の新卒市場も売り手市場だそうです。
また厚生労働省の発表だと、H29.8月の有効求人倍率が東京都だと、なんと2.1倍となっています!
(有効求人倍率とは、ハローワークに登録されている「求人数」を「応募者の数」で割ったものです。
例えば100件の求人に100名の応募なら1倍、そして今回の2.1倍に当てはめると、
100件の求人に47名の応募しかないということになります。。。うーん、、、少ない。。
この水準はバブル期を超えているそうです。)

 

正社員が入ってこない状況に加え、その穴をパートさんで埋めようと思っていても、
そのパートさんが103万円や130万円といった夫の扶養の範囲内で働きたい!
という人が多く、なかなか上手く仕事を回せなくなっていませんか?

 

どうしたら仕事を回せるのでしょうか。

 

そこでオススメするのが、パートさんの活用です!

 

いつも言われている扶養の範囲内って制限があるから仕事をお願いしにくいと思いますが、
その扶養の範囲ってそもそも何か知っていますか?

扶養の範囲内で働くとなんだか損になる、らしい。。。ってことは知っているかもしれませんが、
実はその範囲内を超えて働くと手取りが増える水準もあるんです!

是非、パートさんのやる気を出させて、扶養の範囲を超えて仕事をしていただき、
人手不足の時代を乗り越えていきましょう。

 

目次

時給と経験のジレンマ

扶養の範囲などを説明する前に、時給と経験のジレンマについて考えたいと思います。

最初、未経験のため、時給1,000円で雇ったパートさんが、経験がついてきて戦力になったとします。
なので、その経験(できること)が増えたことにより、時給をあげようと社長であるあなたは考えます。

あなたはパートさんに対して頑張っているし、時給をあげてあげようと思います。
一方、パートさんも時給があがることにより大切にされている、戦力になっていると思い、
更に会社の為に頑張ろう!ってなると思います。

お互いの気持ちが合い、時給をあげることにより更に会社も発展するかもしれないので、
とても素晴らしいことです。

しかし、ここで問題になるのが、「扶養の範囲内」という壁です。。。

103万円の壁についてはそこまで負担にならないのですが、130万円の壁を超え、夫の社会保険の
扶養から外れることが問題です。
(注:この記事で記載する社会保険とは、健康保険、厚生年金を指すこととします)

例えば、時給1,000円の人が130万円を超えるためには、週27時間くらい働けるのに対して、
時給1,200円の人だと週22時間、時給1,500円の人だと週18時間くらいしか働けないのです。
(1か月を4週間と仮定)

あなたとしては時給をあげて更に会社の為に頑張ってほしいと思って時給をあげたのに、
扶養の範囲内で働くという制限から働いてもらえる時間がどんどん減っていくのです。。。
これでは人手が足りなくなってしまいます。

 

そもそも103万円と130万円ってなんなの?

ところで、103万円や130万円ってそもそもなんでしょうか。

実は103万円は所得税がかからない給与の範囲、130万円は社会保険の扶養に入れる給与の範囲なんです。

額面の給与が103万円の場合、その人の給与所得(給与の利益のイメージ)は38万円となります。
その38万円からすべての人が控除することができる38万円を引いて、0円となるため所得税がかかりません。
(地域によっては地方税がかかる場合があります。)

130万円というのは既に書きましたが、夫の社会保険の扶養に入れる範囲です。
その判定方法は健康保険組合によって違いがあり、給与明細の12か月分を提出する、というところもありますし、
それに加え、所得の証明書を提出しなければならない、というところもあります。

 

103万円の壁を超えた負担としては、所得税率5%のため住民税を考えても大した負担になりません。

しかし、130万円の壁を超えたとたん、社会保険料を支払う必要があり、負担が急増します。
(例:協会けんぽの東京都だと、給与の額面に約14%の負担となり、額面が12万円の人だと16,800円の
負担増となってしまいます。(介護保険、標準報酬は考慮せず))

また、夫の社会保険の扶養の範囲内に入っていることにより、社会保険だけではなく、
住宅手当であったりなどの福利厚生面でも対象外になってしまい、より負担になってしまうことがあります。

 

社会保険に入ってしまうと手取りはどうなるの?

では結局、どうしたらよいのでしょうか。

僕がおススメする方法としては、中途半端に時給をあげる、あげない、ということをするのではなく、
時給をあげて、仕事にやる気をもってもらって、130万円の扶養の範囲内を大幅に超えることです。

 

下のグラフを見てください。

 

130万円を超え社会保険の扶養の範囲を超えた途端に、手取りが減ってしまっています。。。

なんと150万円の場合、130万円で働いた方が手取りが多いのです!

これでは中途半端に社会保険の扶養から外れてしまうと大変です。。。

しかし160万円以上から手取りが増えていきます。

またそれに加え、厚生年金に入ることができるので、将来もらえる年金額も増えるのです。

 

まとめ

正社員が雇えないならば、雇うことができるパートさんで仕事を上手に回す必要があります。

給与を増やし、やりがいをもってもらうことにより、より多くの時間を働いてもらうことにする、
そして仕事を上手に回すことは、この人手不足の時代では必要なことです。

そしてその先の正社員転換も見据えていくことにより、より会社の為に頑張ろう!
と思ってくれる人が増えるはずです。

人材をフル活用して、みんなで仕事をしていきましょう!

 

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