これで安心! 資本金っていくらが良いの?

 

先日商工リサーチがまとめた調査で港区在住の10人に1人が社長である、という記事を見ました。

こんなに社長がいるんですね。ちょっと衝撃的でした。
(いつも仕事上お付き合いしているのは社長がほとんどですが、小さい時からの友人には社長がほとんどいないので。。。)

まあ、港区の家賃相場を調べると

 

2LDKで31万円!!(HOME’S調べ)

 

・・・高いですね。。。。

この家賃だと社長ではない一般社員は厳しいかもしれませんね。。

 

港区では社長が10人に1人といいますが、社長になるのは実は簡単です。
合同会社であれば10万円くらいで社長になれます。(なってから維持するのが大変なんです。。)

10万円であれば勢いで作れますが、作る際に悩むこともあります。
それは社名であったり、本店所在地であったり、会社の目的であったりと、
色々決めなければならないけれど、その中で悩むひとつに資本金があります。

その資本金について起業を考えている人たちから普段色々なご相談を受けているので、
私なりの考えを借り入れの観点を含めて書いてみようかなと思います!

 

目次

資本金はいくらが良いのか

まず資本金はいくらが良いのでしょうか。

難しいですよね。

既に周りで起業している社長に聞くと、10万円程度の少ない金額でも良いと言う社長もいれば、
少ないとみっともないから500万円は出した方が良いという社長もいる。。。

さて、答えはあるのか、、、

 

実は借り入れを考えていない、元請けなどの取引先との取引するに当たり資本金要件がない、
許可申請を取る際に資本金要件がない、ということだったら1,000万円未満だったらいくらでも良いです。
(1,000万円以上で設立してしまうと、初年度より消費税を計算しなければならないため、
あまりオススメしていません。)

でも、創業時に借り入れを検討している場合、投資計画総額の1/3の資本金(自己資金)があると良いです
(資本金でベースにすると、資本金の倍の借入額が目安です。)

 

え? 資本金ってなしで借り入れできないの?

 

と考えると思いますが、基本的には難しいと思ってください。

(不動産投資で不動産の担保価値がとてもある、個人資産や個人の収入がとても多いという方は
資本金なしでも全額借り入れができる場合があります)

 

なぜ難しいのでしょう。

それは、創業したばかりの会社だとお金を貸すにはリスクが高すぎるためです。

経済産業省がまとめている中小企業白書では創業後10年では3割もの企業が廃業するといわれています。

創業の場合、実績も何もないまま全額借り入れとなってしまうと返ってくる可能性が少なくなるため、
ある程度の資本金を用意してもらいたいというのが銀行の考え方です。

でも、上記の投資計画総額の1/3の資本金というのは目安であり、これを満たさなければ借りれない、
というわけではありません。
これより少ない資本金で借りたケースもありますが、借りれた人は起業前の社長個人の実績があったり、
成功するのが高い確率で分かる場合が多いです。

 

資本金の作り方

では次に実際の資本金の作り方を考えてみましょう。
(現物出資(お金ではなく車や備品等での出資)は一般的ではないので外すとして、
ここではお金での出資を考えてみます。)

 

さてここで問題です!

資本金の作り方が違う会社があります。どちらの会社がより長い間残ると思いますか。

 

1、贈与や宝くじでいきなりでもらったお金でタイミングよく設立した会社

 

2、起業という目的の為、数万円でも毎月少しずつ積み立てたお金で設立した会社

 

それはもちろん、目的の為に毎月少しずつ努力をした人です。

贈与で急に1,000万円のお金を得て会社と作った人と毎月少しずつ積み立てた500万円のお金で会社を
作った人では、創業して数年後の廃業率も違うということが言われていますし、
お付き合いしている社長を見てもその通りだと感じています。

やはり少しずつお金を貯められる人は会社を作った後も堅実にお金を貯めて成長していくのです。

また、たまにタンス預金をしていてそのお金で会社を作るという人から相談を受けます。
50万円程度ならまだしも100万円以上の金額を自宅に置いてあるケースは一般的に珍しいので、
本当に自分で真っ当に仕事で稼いだお金かどうか疑われてしまいます。

銀行が信じられなく口座にお金をいれたくない!という人でどうしてもタンス預金にしたいならば、
源泉徴収票、給与明細等を残して働いて得たお金ということを証明できるようにしておいた方が良いです。
(タンス預金の人の借り入れをお手伝いして借り入れを成功させましたが、その資本金の作り方について毎回しつこく
銀行からヒアリングされました。。。)

 

見せ金はダメ

この資本金について借り入れを考えている人で絶対行っていけないことは、

見せ金です。

ついつい資本金を用意できないからと言って見せ金をする人はいますが、絶対だめです。

ちなみに見せ金とは、会社の仕入れや経費の支払いのはために使うわけではないのに、
借り入れのためだけに資本金があるとみせかけで登記し、登記が終わったらすぐにお金を抜くことです。
(通常その資本金を作るために個人的に借り入れしているケースが多く、登記後、すぐにお金を返さなければ
いけないため、会社からお金を抜くのです。)

借り入れの際だけこの見せ金が問題になるだけではなく、返済のためにすぐにお金を預金口座から
引き出すことになるため、現金が過大となり社長貸付金や賞与と言われる可能性があり帳簿がおかしくなります。。。

 

また、もし見せ金だと疑われた場合、最悪1、2年は借り入れができないこともあります。

(1、2年経てば創業の際の資本金をとやかく言われるよりは、現状の決算書の実績をもとに審査が行われることが
多いですが、やはり見せ金をした会社というレッテルを張られているので借りにくいです。)

なんどもいいますが、見せ金は絶対やめましょう!

 

まとめ

いかがでしょうか。

資本金はいくらが良いかという明確なルールはありませんが、
借り入れをするという観点からは一定額の資本金が必要となってきます。

起業は勢いも大切ですが、計画は冷静な頭で考えていきましょう。

 

 

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